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2005年08月 傾く

そろそろ台風が発生すると気になるシーズン。
「マーワー」(台風11号)は直撃を喰らうと嫌なタイプのノロノロした台風だったが幸運にも免れた。
でも今年の運が良いというより、あまりに台風が多すぎた去年がひどすぎたのか。

盆を過ぎると急に朝晩過ごしやすくなった、と同じくしてゴーヤーの実付きが急に良くなった。あちこちから同じような話を聞くが、何かゴーヤー栽培にヒントになるんだろうか?


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左:今月最初の開葉。虫に喰われたのかと思ったが。
右:傾きはさらに大きくなっているかも。


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左:傾いても葉は天井に当たる。
右:「3号」も傾きは大きくなっている。


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左:傾きの要因か?根が伸びるスペースがもう無い?
右:「2号」の剣吸い芽は伸びが少し落ち着いた。


「2号」バナナは葉身1m20cm前後の葉を月2枚位のペースで開き続けるが、実は天井に当たると自力で開けないので「手動で」開いている。
今月1枚目の葉を開いて翌日、葉に大きな穴が空いているのを見つけた。一見「虫喰い」のよう。
ハダニ以外には虫らしい害が無かったので新たな害虫か?と念入りに周囲を観察するが、どうやら最初から傷んでいた部分が朽ちただけのようだった。とりあえず安心。

さて以前から気にはなっていた仮茎の傾きの問題。
バナナ栽培の情報を収集しても「傾く」という情報は皆無なので原因はよく分からなかった。
だがここにきて「ある症状」がはっきり現れた。鉢土表面につまった根が盛り上がって「むき出し」になり始めたのだ。それも多数。
「根詰まり」と思われる症状。鉢のサイズの限界が現実に見え始めたわけで。
でもこれは鉢植えなら想定されることで今さら騒ぐことも無い。
(今までも軽い状態の根詰まりは実際にあった。)
でも我が家の鉢植えの方法がある問題を想像させた。

明らかに鉢サイズが植物に対して小さい時、底石を入れず、全て土にしたり、底石の代わりに大粒の土を入れたりすることで少しでも根を張るスペースを稼ぐ方法がある。
だが我が家ではコンクリートのベランダは真夏、太陽光の照射で相当熱くなる。
前述の方法だと鉢底から根がはみ出してでも伸びる恐れがあるので、そうなれば熱で根を痛めかねない。
なのでバナナも鉢が小さいことは承知の上で底面の熱から守るという意味で鉢底石を入れている。つまり底は根の逃げ場所が無い。

・・・ということは?

順調な成長は狭い鉢の中でも根をどんどん伸ばし、底方向には伸びられないとなると株全体を押し上げ出しているのでは?浅くしか根が張れないのに背丈は高くなっているし。
それが株の傾きになっているのではということ。
なんせ「2号」の仮茎の根元直径はもう14cmになろうとしている。
直径60cm足らず、高さも40cmないサイズの鉢では当然つらい。
ベランダにも天井があるので深さのある鉢が選べなかったのがここにきて影響しているのかと。

でも元々予想出来た、これが島バナナのベランダ鉢植え栽培の苦労と楽しさ。試行錯誤も暇つぶしにはいい。


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左:やはり潅水が不足!大きくなる前に黄変。
右:こちらもやはり潅水不足。
とりあえず実家に出荷。


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左:盆を過ぎたあたりから節成のツルも現れた!
やっぱり暑すぎるのもダメなのかも。
右:ほったらかしのパーメックス。
花でも咲かないかな?


せっかくあばしも実が出来始めたが、潅水が1日1回ではやはり不足。
10cm前後で黄変させてしまうものがほとんど。
収穫したものもあるが、やがて中旬頃には実が無くなってしまった。
せっかく去年のような害虫被害が無いのにツルも枯れ始めたし、これで今年は終わってしまうのだろうか。

などと思っていると盆明けから夜が過ごしやすい気候になった。
ほぼこれと同時に10コ位の雌花が着花。大半が「あばし」と「太レイシ」(栽培セット)の実。
もともと冬期ハウス栽培向けの「汐風」のタネと思われる「宮古島1号」にも数個実は出来ているが、生育状況がいまいち。
やはり暑すぎる気候は良くないのだろうか?


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左:「備瀬」には果たしてイモは出来てるんだろうか?。
右:切っても切っても伸びるツル。


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左:相変わらず葉がやたら増えるペピーノ。
その葉裏には「オンシツコナジラミ」が。
右:密集しているので伸びが遅い。


「備瀬」はそれほどには変化はない。
土の中を見るわけにはいかないのでどうしても不安が強い。まあ我慢。

「ペピーノ」の葉の茂り方は相変わらずで毎日のように脇芽の剪定に追われるようになった。
もうすぐ支柱が必要になりそうな高さになりつつある。これも「ボケ」てるのではと不安になる。暑すぎると実が付かず茂るらしいのでまさしくその状態なのだ。
まあ発芽させたのが少し遅かったこともあり、これについては当初から2年計画だったのであせらないことにする。
でもまさか2m超えたりすることは・・・ないことを願う。

「波照間2号」。
縦にではなく、横に大きくなってるような気もする。それなりに茂ってきた。
これはほっといても勝手にデカくなるので潅水の注意だけでよし。


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