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2006年05月 日照不足

全国的な天候不順。
雨多く、気温の上がらない毎日。
たまに晴れると異様に気温は上がる。
ゴールデンウィークが好天であっただけに残念。


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左:それぞれ1枚ずつ葉が開く。
右:「3号」の葉。去年より小さめ。


今月のコガネムシ駆除は2匹。まずまず。
まだ成虫にならないのか?結構長く居候するもんだ。
おかげで鉢土の上に喰いちぎられたと思われる根の残骸もちらほら。
しかし我がバナナも大したもので新しい根は鉢土からはみ出す勢いで伸ばしている。
( ・・・あんまり土から根がはみ出す様子もそれはそれで困るのだが。)

「2号」の葉はベランダ天井を早くも直撃。先端20cm程で折れた。
その後開いた「2号」の葉のサイズ。
葉身120cm、葉柄30cm。去年の同時期とほぼ同じ位のサイズ。
「3号」の葉も少し遅れて、こちらは天井に支えることなく開いた。
去年は天井を直撃していたので少し小さくなったということ。


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左:仮茎(偽茎)はなかなか見栄えがするように。
右:「2号」の「剣吸い芽」(剣吸芽)。
葉の形はまさに剣。


去年の越冬期に入る時に葉をほとんど落としたにもかかわらず、残った葉鞘はまだしっかりしている。今度の越冬の状態はかなり良かったみたいだ。
コガネムシによる根の被害が気にはなるが地上部は満足出来る状態。しかし少しハダニが発生し始めている。

気休めに今月は薄めの液肥1回とリンカリ肥(0−15−15+クド3)を与える。


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左:「波照間2号」。鉢土面より約40cmの高さに。
右:今年は風にも負けず葉がきれいに揃う。


「波照間2号」の葉っぱ丸ごと鉢植えは、株の密集で強風に耐え、葉が落ちないという思わぬ効果をもたらしている。

元々は高さを抑えるのが目的だったが、ただ1本だけ意に反してニョキニョキしている。
密集させたことで支柱が立てづらいので適当な高さで勘弁して欲しいのだが。


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左:心配な「ペピーノ」。
右:3本立ての先端全てが枯れたまま新芽の気配無し。


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左:2年目「キャロットパーメックス」。
見事に薹(トウ)が立った。
右:小汚いがどうやら花芽っぽい。


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左:去年の残りの種で再び「キャロットパーメックス」。
右:「ラディッシュ」。ただの葉大根状態。


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左:今年のゴーヤー。まだまだ巨大化する本葉。
右:小型の大根「ころ愛」(F1)。成長不良っぽい。


室内で調子の良かった「ペピーノ」は無表情に。

先月の剪定前から先端の成長点部分が枯れ始める異変が見られたが、完全に枯れた。
で、普通なら脇芽が出てくるが、芽の出てきそうな部分も全て脇芽が出かけて枯れているよう。
オンシツコナジラミはほとんど見られない。
が、ハダニはまだある程度存在。
まだ夜間冷え込む外は寒かったのかな?
まるで変化無し。
ところが油断もあり、気が付けばハダニの大繁殖でボロボロに。
月末に「粘着くん」で駆除。大丈夫かな?

続いて越冬して2シーズン目の「キャロットパーメックス」。
わかりやすい見事な薹(トウ)が立った。
花が咲いたら種の採取までの期待が出てくる。
すると花芽っぽい丸い形のものが。
「よし!」
と思っていたら2、3日後の朝にほとんどがしおれて倒壊している。
最初は訳が分からなかったが、どうやら潅水量が足らなかっただけだった。
鉢サイズの割に密植させたことの影響だ。

先月プランターに蒔いた大根、ニンジンは?
去年の残りの「キャロットパーメックス」、家にあった別のミニニンジン、ラディッシュ、そしてF1ミニ大根の「ころ愛」といったところ。
時期的に本当は秋頃から始めるべきだったが、ギリギリ間に合うかもと思っていた。

で、この天候不良。

芽が出ない。(ミニニンジンなんてついに発芽率0%)
出たと思ったら太陽が出ない。気温も上がらない。
ヒョロヒョロになる。
タネ蒔きからそろそろ1ヶ月たつという頃から好天高温が続き、葉だけが茂る。
遂に根割れも。
1〜2ヶ月で収穫出来ると考えていたが。

・・・ダメだこりゃ。

もう少し様子見の「キャロットパーメックス」を除き、秋から再開の予定として近々撤収となりそう。

そしてスタートが遅れた「ゴーヤー」も気温が低くてなかなか発根しない。
2週間かかってようやく発芽。
少しあせりがあったため双葉が出るか出ないかという頃に無理矢理定植、何とか根付いた頃から本来のハイペースな成長を見せるようになってきてくれた。
だが、本芯の伸びより、最初に開いた本葉がデカくなるペースが圧倒的に速い。
変なバランス。
この品種ならではの特徴なのかもしれない。
ゴミ袋を使用したのも土量を考えてだが、これでも余裕で足りないことになりそうだ。

今年のゴーヤーの種類は?
実が付いてのお楽しみ。


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左:越冬した「備瀬」の葛を摘心。
右:宮古島から送ってもらった「備瀬」の温湯消毒。


さらに遅れている「紅イモ」の苗作り。
越冬した逞しい葛をそのまま植えても「ボケる」だけなので、基本的に摘心し、脇芽を伸ばしてそれを苗にするつもり。
が、こちらも天候不良で外にすら出せないので室内で引き続き育苗を試みるが思わしくない。

そこで不定期更新でも触れた、宮古島の「Oさん」家から宅配便で頂いた「備瀬」と思われる生紅イモ。

・・・って

何だか「植物検疫」の部分が・・・な気がするが?


※生紅イモは植物検疫を受けずに沖縄県外に持ち出すことは出来ません。
くれぐれも注意しましょう。


・・・複雑な懸念はさておき。

こちらも1個タネ芋にして育苗を試みることに。

ということで、まずイモの消毒。
サツマイモの場合を参考に、「温湯消毒」を実施。
方法は「47〜48℃のお湯に40分間正確に浸ける」だけ。
この消毒をするだけで病害虫の発生を抑え、発芽率も良くなるとのこと。
ただでさえヤバそうなのでやっておくに超したことはない。

用意するもの。

お湯。(電気ポットの60℃保温を利用するテもあり。)
水。(温度調節のため)
お湯を入れる容器。
温度計。(50℃以上計れるもの。)
タネイモ。

で、手順は約48℃のお湯をつくってイモを沈め、温度が下がってきたらお湯を足して調節。
これを40分継続するだけ。

難しく思うかもしれないが、ぜんぜん簡単。

よく疑問に思われるようだが、50℃程度のお湯だとイモが煮えることもない。

この「温湯消毒」後のイモを室内で鉢に埋めて発芽を待つ。
6月には芋づるを定植したいのだが間に合うのかどうか。


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