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2007年5月 収穫の月

平均すれば平年並みの気温かもしれない?
でも相変わらずの暑かったり寒かったり。
何とも表現しにくい不思議な気候は今月も続く。

今月は待望の島ラッキョウ収穫の月。


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左:ネギコガの害から少しは生えたか?
右:いまいちボリューム感に欠けるが。


少しずつ先送りしていた島ラッキョウ収穫のタイミング。
実際には初めての栽培でタイミングがわからないこともあるのだが、多分そろそろ収穫時。

球根である以上、「備瀬」(紅イモ)みたいに「イモがつかない」とかで収穫ゼロということはないと思うので、不安よりワクワク感が強い。
何しろ2年連続で1つもイモがつかなかった「備瀬」は、ここで結果を書くこと自体非常につらいものだった。
島ラッキョウははるかに気が楽だ。

・・・ついまたブツブツ書いてしまった。
紅イモのショックはまだ尾を引いている。


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左:比較的できのよい株。
右:それでもまだ細めかな?

収穫の日は実家で天ぷらにしてもらうこともあり、打ち合わせの上初旬の日曜日に決定。

昼前からいよいよ掘り始める。
まずはネギコガにやられたプランターから掘り始める。

最初に出てきたラッキョウはがっくりする程貧弱なものだったが、掘り進めるたびにだんだん植付けに使った元の島ラッキョウに引けを取らない立派なものも出始めた。
それにしてもまずインパクトがあったのはネギコガにやられたものを除くと、どれも凄まじい長さで広範囲に根を張り巡らせていること。
プランターの端から反対の端近く(!)まで根を張り巡らせている株もある。
球根を取り出しても根がどんどん土中に続いていて、そこからすべて根も丸ごと掘り起こすのは至難の業といったところ。
ほとんどが根を途中で切らざるを得ない状態。

これだけ根を伸ばす力をもう少し球根の方に注げないものか、等とこちらの都合で勝手なことを思いつつも一株何とか根っこを部分的にでも先まで全て掘り出してみた。


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球根部分約5cmに対して根の長さは約40cm。
これでも短い方。
これを出来がいいと判断すべきなのか?
いくら長くても根は喰えないのだが。



結局、2つのプランター全てを収穫。


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めんどくさいので数まで数えていないが、「3球植え」をして、大体2倍になっている。

1プランターに36球なので
植え付け時、72球が収穫時144球程度。

写真や数字を挙げるとそれなりに「合格」のようにも思えるが、いざ冷静にここから連想してみる。
こんなに我が家のベランダでうまくいく訳がない。
(ひねくれているのは元からなので紅イモのせいではない)

収穫時は「根付き葉付き」だが、「球根部分しか喰わない」というのがポイントになる。
深植えしてさらに若穫りして白い根元部分も喰えるようにしているエシャレットや島ラッキョウは、少しでも喰える部分を多くしていることになる。
ちゃんと喰えるところは残るんだろうか?

以前に北谷の店で喰って以来の天ぷらをしっかり堪能(!)してから、残りのラッキョウを塩漬けにするために前処理をしているときに確信。
やっぱりすぐになくなるぞ、これは。

根を落とし、葉を落とし、表面の皮を取る作業。
球根1つ1つやるのでとにかく時間も手間もかかる。
しかも当たり前だが、

ラッキョウ臭い。
鼻の穴にそれぞれラッキョウを突っ込まれたみたいに。

で、処理した球根。


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思いのほか、小さくなった。
これでも大きめな方。

手間ひまかかる割に喰える部分はこれだけ。
まだ植え付けが浅くて小さくなっている面もあるのでもう少し深く植えておけば良かっただろう。


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左:粗塩に埋める。
右:一夜漬けで軽く水洗いして鰹節でいただく。


一夜漬けが出来てみると、10cm四方の小さなタッパーケースに7分くらいの量。
半分を実家に、そして。

缶ビールであっという間に。
やっぱりプランター2個ではこんなもんか。


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左:初旬に開花。
右:全体はこんな感じ。


さらに「インカのめざめ」も月末に収穫となった。

初旬に開花、順調かと思いきや、2輪咲いただけで残りのつぼみが全て落ちた。
微妙に変化が。

葉の葉脈に沿ってかすれるような模様。
アザミウマのせいと思われる。
本格的にEM-5を使用し始めた矢先だけにちょっとがっかり。
島バナナはハダニの再発が今のところないので、こちらはどうやらほんの少しだけ使用が遅かったのかも。
EM-5自体は忌避性を期待するものであくまで害虫予防用。
発生後の駆除には向かない。
それでもかかると死んでしまうアザミウマもいるが。


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左:早く枯れた株を試し堀り。
右:ところがあとを追うように全部枯れたので全収穫。


月末頃には一株だけすっかり枯れだしたので試し堀りのつもりで掘ってみた。

「よっしゃーっ!」

ピンポン球クラスのものが2個。
・・・後はなんといったら良いものか。
それでもイモがあっただけで満足。
これで「紅イモ」の悪夢から立ち直れるのか?

でもこれからまだ大きくなろうとしている極小のイモもたくさんついていたので、もう少し枯れずにがんばってくれていたら、とも思う試し堀りの結果。

少しでも長く、との想いむなしく、すぐに残りも枯れてしまったので数日後にやむなく全収穫。
結果は試し堀りとほぼ同様。

来年はもう少し作りやすそうな品種でやってみるかな?
収穫したイモは新聞紙にくるんで冷蔵庫で1〜2週寝かせる予定。
でもラッキョウよりもっとあっというまになくなる程度しか取れず。


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左:定植。
右:いきなり不発弾が。


さて収穫している裏では大問題が。

この時期、ゴーヤーの定植の季節でもあるのだが、なんと。

発芽しない。
最終的に30個以上のタネを播いてもたった1つの芽もでない。

今年は新しく購入したタネを使ってはいないのだが、それでも毎年爆破した実から穫ったタネからは発芽させている。
古いタネが発芽しないのはまだわかるが、それすら出ないとは。

どうやらネット上でも同じような話がちらほら。
原因こそわからないが、これも変な気候の関係かも。

ゴミ袋2つの土をそのままにも出来ないし、何よりゴーヤーは喰いたいのであちこちのホームセンターを駆け回り、苗を探してみた。
5月8日、ゴーヤーの日を過ぎるともう見つからない。
タネもない。

それでも探しまわってようやく見つけた「売れ残りの苗」。
しかも怪しい。

「節成りゴーヤー」となっているが、どこにも「F1」の表記がない。
「F1」じゃない「節成り」って信用出来るのか?

説明文も「節成り性のゴーヤー」。

いや、そりゃそうだろうが。

周りには「F1」とはっきり書かれたナスやキュウリの苗が堂々と並んでいる。
これはやはり「F1」ではないな。

しかし土たっぷりのゴミ袋を1年間放置するわけにもいかず、まだ1つくらい発芽するかもという小さな可能性にかけて1株だけ購入した。
まあ、保険といったところ。

かなり線が細いものの、すぐに雌花が開花。
「節成り性」っぽいのでここまでは一応納得。

今年は土に元肥として「マグァンプK」中粒を少なめに入れている。
さらに定植後2週間目でIB化成肥を追肥。
ここまでに1度EM希釈液と花工場3000倍の希釈液も潅注している。

一方、タネは月末になってもついに発芽せず。
ゴミ袋1つ無駄になってしまう。

ところが月末、タネを入手。
その名も「節成り中長ゴーヤー」。
・・・F1じゃないのって結構あるのね。

さて、ここから間に合うか?


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左:「3号」最新の葉先。
右:折れずに無事に開く。


最後に島バナナ。
先にも書いたが本格的にEM-5の使用を開始。
(バナナだけではなくハダニやアブラムシ、アザミウマ、オンシツコナジラミなどの害が出そうなものに散布している。)
展着剤として糖蜜を同量加えた上、500倍程度に希釈して葉に散布。
葉を切り落とした後の葉柄に「カタカイガラムシ」が10匹ほどくっついているのを発見したが、駆除後は問題なし。
以降、1週間に一度位のペースでEM-5を散布している。


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