2003年07月 増殖
日照時間が明らかに少なく、全国的な冷夏。
根元から生える子株が急成長している石垣系のベンケイソウの元株はほとんど伸びなくなり不安が。
おまけにこの月の最初に来た低気圧による強風でまた葉が20枚程飛ばされ、数株が根元から横たわってしまう。今まで強風の時は屋内に避難させていたのに油断してしまった。出来るだけ自然のままにと支柱等の支えもしていないので仕方ないといえば仕方ないが。
ところが翌朝にはすっかり立ち直っている!
茎が太く成長していれば簡単に折れることもなく、風から身を守るために自分で横たわったのかも。
波照間島で見たベンケイソウも高さはほとんど70〜80cm程で、それ以上高く成長しているものを見なかったのは風のことを考えているのかも知れない。と、伸びなくなったベンケイソウに勝手な理由をこじつけてみたくなる。
数日後、緑色のシャクトリムシが石垣系グループのベンケイソウに発生しているのを見つける。
葉の縁の、ちょうど芽が出るくびれの辺りを食い荒らしている、体長1.5cm程のを十数匹も駆除。
波照間系は何の被害もなく順調なのだが、たかだか20cm程にしかなっていないうちから邪魔をする親株の葉をへし折ってまで子株が伸びる始末。親株の成長に影響なければいいのだが。
さて、島バナナの方は、「大」株の方は1カ月で「3枚と半」の葉を増やし、ようやく葉の長さ、仮茎の高さとも 50cmを突破!
(我が家に来た時に付いていた葉は25cm程)
しかし、仮茎が葉の割に少し細い気がする。
背の伸びは良いのだが、50cm級の葉が出るようになると葉の垂れる方向に仮茎がしなっているような・・・。日照の少なさの影響だろうか。
それと鉢の設置スペースを確保するのも考えねば。
今さら何だが、やはり「デカい」。
この先、1メートルクラスを超える葉が出るようになったりでもしたらベランダからはみ出すかも。マンションでバナナを育てるのはやはりお勧め出来ない。というよりマネはしない方がよいだろう。
(育てようと思わないか。)
「小」株は、葉の縁の斑点、黄色く変色する症状とも新しい葉には現れなくなった。いたって順調。
おまけに月末には3cmくらいの「吸い芽」(子株)が頭を出した。
ちょっと早くないか?「大」株の半分くらいの大きさしかないのに。
しかしながらバナナの鉢には色々なムシがいるようで、水やりの時に「ひっ!」とビビることが多い。
鉢土にはムカデの子供や、恐らく沖縄から付いてきた、妙な茶褐色のダニのような得体の知れないムシ、20cmサイズのミミズまで姿を見せる。
この時期に土を入れ換えることも無謀だし、駆除する方法もよくわからないし、何よりめんどくさいのでそのままだったりする訳で。
特に今のところはバナナに害を与えているようではないので良いかな。
今月は「花工場」500倍を2週間おきに計2回与える。