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2004年02月 我慢の季節

開いていた全ての葉がほぼ枯れたばかりの「1号」が、突然復活。
頭を少しのぞかせて止まっていた「巻いた状態の葉」が1日に3センチ程度ずつ伸び出したのだ。
葉は約20日かけて開いた。葉身長さは75センチ。おまけに吸い芽にも緑色のものが。
今まで成長が止まっていた原因がますますわからなくなってしまった。
とにかく「イモ」が健在なのが確認できたのでうれしいことだが。


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左:葉にはすでに傷みが。 右:「1号」吸い芽はこの状態で停止する。


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左:「2号」は停止のまま。 右:葉には不吉な症状。


一方の「2号」の葉が縁の方から少し黄変し始めている。
一部にはハダニが原因と思われる茶色く枯れている部分も見られる。また枯れるのか?

いつのまにか「1号」と「2号」は対照的な状態を見せるようになっている。
何故だかどちらかが成長しているときはもう一方は止まってしまう。
同じ環境下でのことなので温度、水や肥料の与え方が成長の停止に関係しているのは考えにくい。「ハダニ」が葉を傷めることで止まっているのか?それともある程度葉の枚数が増えると止まっているようでもあり、そうであれば鉢サイズの関係か?


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屋外鉢の花芽は先端がしぼみ、枯れ出すものも。


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葉も溶けるように枯れ出している。


「つぼみ」らしきものをつけた屋外のベンケイソウは、開花までは期待できない状況であることがはっきりしてきた。
「つぼみ」までいかない「花芽」段階で成長がほぼ止まっていることが確認できた。
先の部分が黒く変色し、枯れていくものも多い。


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実家でつぼみをつけたセイロンベンケイソウ。


実は実家にある「石垣系の兄貴分」のセイロンベンケイソウにもほぼ同時期に花芽がついていた。
屋外に放ったらかしていたうちとは違い、慌てて屋内に避難させていたのが幸いして「紅葉」していたにも関わらず、こちらは開花し始めている。
時折氷点下の日もあった屋外と約10度強の室温が保たれていた室内との差がはっきり出た。


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開花目前のつぼみ。


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右:正常だと思われる花芽。中心のつぼみ部分は白い。


「石垣系の兄貴分」は早くから「紅葉」状態だったが出来たばかりの花芽は緑で、花になる部分はすでに白っぽい色をしている。
これが正常な状態の花芽の様で、ひょろひょろと伸びて白い部分が膨らんでいく。
若干小降りで弱々しい感じもあるがどこまで花をつけるか楽しみ。

これを見る限りうちの花芽がついた「屋外鉢」はすでに花芽そのものが濃いピンク色になってしまい、残念ながらこれ以上成長しそうにはない。
開花しなくても花芽がついただけでも枯れてしまうのか、それとも越冬して生き残ることが出来るのか、後の興味はそんなところ。


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「石垣1号」。足元の葉は黄変。頂上部はY字型に。


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左:カイガラムシの害の目立つ「波照間1号」。
右:「石垣3号」も葉に傷みが目立つ。


屋内越冬グループでは「石垣1号」(鉢土面より高さ135センチ)「石垣2号」(同110センチ)はとくに害虫もつかず、足元に黄変があるものの健康な状態。
問題は「石垣3号」(同95センチ)「波照間1号」(同75センチ)の2株。
どちらもカイガラムシがひどく、完全駆除には至っていない。
かなり葉に傷みが目立つようになり、粘着質の付着物でベタベタしている。
他の病気にもなる恐れもあるが、生命力の強さに期待ということにして時々のカイガラムシの手作業による駆除だけにしている。


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