K-1Works
Top | ばななはあと | 輪行記 | Tea | Accessories | BBS | Link

407316.jpg

2004年07月 1号危篤、収穫開始

今年の暑さ、バナナには絶好の暑さかもしれないが、こんな時につまづいているのでもう今シーズンは気長にいくしかない。
「1号」はとうとう「イモ」だけに、「2号」は葉を1枚開いた後に停止。
セイロンベンケイソウは日差しが強すぎるのか、黄変が進み、かなりの葉を落としている。
あばしには「EM」をやりすぎたのか、4メートル近くに伸び、さらに孫芯のあちらこちらから脇芽が伸びだしジャングル化が本格的に。

今年はいろいろと難題が起こる夏になりそうな予感。


407242.jpg407083.jpg

左:「1号」近況。イモはまだ存命なのだが。
右:「2号」。現在元株、吸い芽とも停止。


島バナナ「1号」の地上部は全て朽ちてしまった。
今になって考えると約1年前位から成長に陰りがあった訳で、的確な対策が立てられなかったのはまだまだ勉強不足。とにかく新しい芽が出ればラッキーというくらいにもうあきらめている。

先月は快調だった「2号」も停止。今回はその原因として思い当たる節がある。
それはずばり「EM」の過剰潅注だと考えている。確信犯的に大量に施したので少々反省。
大きな鉢にイモだけになった「1号」に比べて、吸い芽もあってやや窮屈にも見えなくもない「2号」を見比べていると鉢を入れ替えた方が良いかなと考えるようにもなり、「バナナ栽培家」の方に相談のうえ、いろいろとご指南頂いたので、多分来月早々にも植え替えることになりそう。


407281.jpg407245.jpg

左:イモの上部が腐敗しかけている。 右:すっかり惨めな姿に。


願いがかなったのか、もともとここまでなのか、「石垣1号」の伸びがほぼ止まった。
すでに「石垣2号」が高さではほとんど追いついている。
10号鉢に植えていることからしてももう限界で、自立そのものすら難しい状態。カイガラムシの影響もあるだろうが、葉が下からどんどん落ちてややみすぼらしくなった。
鉢サイズとのバランスを考えると水不足にならないか気にかけつつ潅水量を調整しているが、難しい。


407085.jpg407244.jpg

左:開花2日前のあばしの雌花のつぼみ。
右:結実しているもののまだまだ栄養不足でなかなか大きくならない。


407241.jpg407258.jpg

左:あばしの第1号。順調だったが先端が黄変を始めたので翌朝収穫を予定。
右:ところが一晩でこんなに。こんな急激に黄変するとは。ショック。


あばしはいよいよ収穫のシーズンに。こちらは「EM」過剰潅注の影響か暑さのせいか、蔓の伸びが凄まじい。
7月に入り、雌花もようやくちらほらと付きだしたがまだまだ圧倒的に雄花ばかり。少ない雌花もさらにつぼみのままで枯れてしまうものも多く、何とか6本ほどの受粉には成功したのだがいまいち不安。

実は順調に肥えていた中旬頃に突然異変が起きた。
蔓の伸びが停止。つぼみが開花せずに落ち、枯れ出す葉も見られた。でも実はどんどん大きくなっている。何が悪いのか?「EM」やっぱり多すぎたのかな?

ところがそうではなかった。
のんびり構えているうちにいい感じで肥えていた最初の実に黄変の気配。まだまだ大きくなりそうだったので少しがっかり。フニャフニャだったので翌朝に収穫することにして、その日は寝たのだが。

翌朝、その収穫予定のものとずっと小さな実1個がまだらに黄変している。おまけにフニャフニャのままだ。
朝は本来実がしまっていて固くなっているはず。まだらの黄変というのも普通と違うような。

ここでやっと気付いた!そう、水がまるで足りていない。

それまでは17リットルの鉢に1日に1リットル×3回の潅水を続けていたが、それでもまるで不足していた。何という給水力!
ここから2リットル×3回に潅水を増やすと問題はほとんどなくなった。蔓は以前にも増して伸び出し、雄花も開花。
しかし雌花の少なさ、開花比率の低さはどうも改善されない。
他に思いつかないのでリン酸質肥(骨粉)を追肥してみた。

それでも水はまだ足りないようだ。鉢底から少ししか水が流れないのに一度の潅水後3時間で土は干上がっている。
だがこれ以上の水を一度にやると底から流れ出すだけ。1日中鉢に張り付いているわけにいかないしこれは困った。これも難題になりそうな予感。この活力こそ「EM」のせいかも知れないが、これではどうも「燃費」が悪い。


407251.jpg407271.jpg

左:残念ながら黄変の1号。16センチ。
右:黄変の気配で2本目も収穫。13センチ。


407282.jpg407283.jpg


黄変したあばし1号は収穫。
水切れがなければもう少し大きくなっただろうに。もったいない。
見た目は悪いが黄変しても食べられるので定番のチャンプルーにして食べた。
まるで苦くない。ガッカリ。
続いて2号も収穫、さらに小さい13センチ程。
土の出来が悪いだろうから20センチオーバーは無理かな。

さて月末はまた難題が。

友人が泊まりにくることになったのだが、同時にナムセーウン(台風10号)もやってくる。
長時間ベランダが突風にさらされるのが予想されるコース、スピードもよろしくない。セイロンベンケイだけでも屋内に避難させたいが友人の寝る場所が無くなる。
ベランダに布団敷いて寝てくれれば問題ないが。

・・・何もこんな時に泊まりに来なくても・・・

じゃなくて、こんな時に台風なんぞ来なくてもいいのに。
この夏最大のピンチかも。


407313.jpg407315.jpg


覚悟を決めてベランダのセイロンベンケイやバナナをビニールひもで縛る等、出来る限り対策。
30日朝から丸2日程、断続的な突風にさらされることに。
セイロンベンケイは1日で上部の新しい葉がほとんど飛ばされた!
(ご近所の皆さん、もし見つけたら育ててあげてください。:悲)

いくら生命力が強いと言ってもほとんど茎だけになってしまって、さすがに不安。
短日植物は花芽分化を起こす物質を葉で作るとか聞いたような覚えがあり、花が咲かなくなるのではという心配が浮かぶ。

何故かナムセーウン接近の頃から元株の新しい葉が再び伸び出した島バナナの方は、半日もしないうちに葉がバサバサに裂けて露地植え風のワイルドな本来の外観に。
吸い芽の葉が1本、元からへし折られたが本来台風の多い南国の植物だからまあ大丈夫だろう。

あばしはさすがに痛めつけられ、水の吸い上げが弱くなった。
やはりこれも実に影響するわけで、10センチオーバーになっていた2つの実の色が「まだら変色」しそうになり収穫。
まだ14〜12センチ程なのに残念。

しかしナムセーウンが遠ざかっていても風はまだ止まない。早く止んでくれ。


戻る ページ先頭へ 次へ