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2005年06月 暑い空梅雨

どうも空梅雨傾向。30度を超える毎日。
真夏並みの天候が植物に刺激を与え、本当に良く成長した1ヶ月になった。ただ、バナナ、ゴーヤーとも早くも水切れ気味。
潅水が追いつかなくなるのは困りもので。


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左:初旬のゴーヤーネット。
右:今年はキノコも大豊作。(でも怖くて喰えない。)


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左:たまにあるらしい4枚花弁の雄花。(普通は5枚)
右:実は日よけとしてゴーヤーを育てるのが当初の目的だった。
なかなかいい感じ。


ゴーヤーにはリンカリ肥と液肥を交互に与えるがツルの成長は相変わらず凄まじい。
今年は小ヅルの摘心をやり損ねたためゴーヤーネットへの誘導を完全に失敗してしまった。
低い位置で水平方向に小ヅルを誘導して摘心すれば、孫ヅルはネット上に均等に広げられたと思う。
宮古島1号は根元から黄変を広げるが、上の方は順調。それほど多くはないものの、いくつか実も大きくなり始めている。


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左:「宮古島1号」最初の実。やはり固定種ではない形。
右:「栽培セット1号」の実は中長っぽいが、やたら白い。
まさか沖縄土産で「白レイシ」ってことはないだろうが。


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左:下旬、かなり日よけになってきた。
右:緑にならず白くなる「栽培セット1号」。
なんだこりゃ?


「宮古島1号」「栽培セット1号」ともに順調に雌花を着け実がなっていくのだが、なぜか「あばしF2」には雌花が1つも着かない。
いや、着かないどころか足元から枯れ出した。こんなこともあるんだろうか。
ツル先端の方は他に比べると勢いがないものの、まだ成長は見せているのでもうしばらく様子を見ることに。

しかし他の2株も根元から枯れ始める。葉に白いかすれ模様が見られる。
アブラムシがついたのがウイルス病か何かを感染させたんではとやや気になる。

それでも月末に「宮古島1号」から3本を収穫。まもなく「栽培セット1号」も収穫出来そうだ。20cm足らずだが、まあまあの出来かな。


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左:おまけタネの正体は?
右:去年ゴーヤーを喰い荒らした「ウリノメイガ」再び来襲。


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左:月末に今年の初収穫。「宮古島1号」3本(17、8cm)
そして「キャロットパーメックス」1個。
右:「キャロットパーメックス」はゴルフボール大になる
小型「丸にんじん」。


さて、いよいよ「おまけのタネ」も収穫時期にまで成長した。
品種は「キャロットパーメックス」という小型丸にんじんだそうな。

ところがこのにんじんについての情報がどうしても見つけられず結局よく分からないまま育てることになった。
国内にも似たような丸にんじんがあるようなので特別珍しいものではないと思うが、せいぜいゴルフボールサイズにしかならないとのことで余った鉢で気軽に出来る。
ハダニやアブラムシがよくついたが、比較的簡単に栽培出来るのはいい。
ただ、この小さなサイズでは料理に使うには中途半端で使いにくい。
たくさん収穫して丸ごと煮物なんかに使うのがいいかも。

しかし何故かこのにんじんに「ウリノメイガ」が発生しているのに驚かされた。
去年ゴーヤーを何度も喰い荒らしたアオムシだが、近くで青々と茂るゴーヤーに付かず何故にんじんに付いたのだろうか?


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左:中旬にはご覧の有様の「備瀬」。
右:苗を採取。先端の若いツルを「手で」ちぎり、
さらに「先を摘心」するところが今回のポイント。


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左:そして「水平植え」で定植。プランターでは狭いのだが。
土は再生土と赤玉土のみ。
右:定植後は極力潅水を控えて我慢。
1週くらいで葉に再び張りが出てきた。


次に今年の作物の中では一番苦労していた紅イモ「備瀬」だが、6月に入り急激に伸びた。
苦労の末3個になってしまった伏せイモが一斉に爆芽して、2週間でプランターからはみ出す程、「てんこもり」のツル。本当に驚かされた。
というかこの大量のツルどうすんのよ。困った。

とにかく採苗して定植しなければ時期的にも余裕がない。
早速一番節間の短くて若い芽を選び、先端3節程を手でちぎり取る。
つまり素手でちぎれる位若いもの(部分)を選んでいる。
ゴツく成長しているツルだとイモが着きにくい恐れがある。
さらに今回は先端を摘心してしまう。これがポイント。
ツルボケしやすいイモをプランターで効率よく収穫するための工夫で、無駄にエネルギーをツルにまわさないための手段になる。

この苗を「水平植え」で2本定植し、水をたっぷり土に含ませる。その後は潅水は週に1度に控えて乾燥気味にする。
しばらくはしおれたままのツルは1週間程でしっかりとし始めた。ちゃんと根付いたようだ。ここまで問題なく進む。
先月までの苦労は何だったのか。


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左:「2号」の傾きが進む。
右:天井にぶち当たる葉がついに折れてしまった。


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左:だんだん部屋の日当たりが悪くなってきた。
右:ペピーノ。相変わらずマイペース。


今月のバナナとペピーノ。

バナナは今月くらいの暑さの方が調子がいい。
ただしバナナ栽培をスタートしてから初めて潅水が追いつかない感覚を感じている。それだけ成長が進んでいるわけで良いことではあるのだが。
「2号」の根元付近の仮茎の直径は12cm程、さらに腰回りくらいまでの太さが目に見えて増してきた。1.5リットルのペットボトルが立っている感覚だ。

吸い芽が消失したままではあるが1.2m級の葉を連続して伸ばし、葉の縁からはポタポタと水がしたたり落ちる。
が、葉が伸びるたびに天井につかえるせいか、仮茎の傾きも進み出しているような気がする。鉢土面に根が盛り上がってきているのもそのせいかも。根詰まりが心配にもなるがこれ以上はどうしようもない。

「3号」も太さを増して「2号」に背丈も追いつきそうな勢いで成長している。
仮茎の根元の太さはまだ6、7cmだがどっしりとしてきている。

「ペピーノ」。極端な暑さにはもともと弱いペピーノだがもうひとつ気になることがあった。
ハダニがよく付き、また葉がそれによってすぐにやられてしまうこと。
表面に無数の細かな毛が生えているペピーノの葉はハダニが付きやすいように見える。
痛んだ葉は変色しやがてポロッと簡単に落ちてしまう。それが今まで成長が進んでいないように感じる原因だったようだ。
今月は「粘着くん」でハダニ駆除を行い、さらに毎日の潅水時にも葉のチェックをするようになった。
これで葉の数が増え、さらに大きくなる葉も増えて成長が見えるようになってきた。
複葉の出る兆しも見える。それでも背が伸びないのはこの暑さのせいなのか?

成長期はまだまだこれからが本番。あまり暑くなり過ぎないように願うばかりだ。


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