2007年4月 春のドタバタ
不安定な気候の季節。
どうも年々この時期過ごしにくくなっている気がする。
初旬に何種類かのタネをまいてみたがまるで芽が出ず。
4月にこんなに育苗に苦労するようになるなんて。
左:初旬、ほぼ予想通りのインカの「めざめ」。
右:芽かきもすませてペース的には順調。
約一ヶ月で「インカのめざめ」は発芽。
発芽してからはさすがに速い成長。
10日程で「芽かき」「土寄せ」、さらに10日程で花芽を確認。
ここまで病害虫もなく恐ろしい程順調。
気がかりなのはやや徒長気味なこと。
やはり日照時間の少なさはどうしようもなく。
左:「2号」の巻いたまま放置していた葉。
なんとか自力で開こうとしているように見える。
右:「3号」の葉が伸びる。いよいよ目覚め。
左:月末にベランダへ。相当ダメージ。
右:「3号」の新しい葉を折ってしまう。
今年は島バナナの復活が遅く感じられた。
やっぱり気候が不安定なのか?
月末にさしかかろうという頃になっても何の変化もないので、花工場2000倍希釈液を潅注してみた。
翌日「3号」の新しい葉が立ち上がった。
さらに翌日「2号」の去年から巻いたままの葉が開こうとしている?ように解けだしている。
・・・なんて現金な。水だけじゃ不満か?
伸び始めるとそれはそれでまた慌てるもので。
すぐに天井に激突する葉っぱをほっとく訳にいかず、屋外への解放を急ぐことになり。
昨年秋の越冬開始時とほとんど状況が変わっていないので楽にベランダに出せると思ったが、思わぬ苦戦。
結果として「2号」の最新の葉の先を折り、「3号」の最新の葉を葉柄付け根付近から折り、おまけに管理人も腕に少々の負傷。
・・・バナナ栽培で流血してどうする。
情けなくも流血箇所を押さえながらバナナの状況を再確認してみた。
「2号」は最新の葉を除き、ほぼ枯れが回っており、そのほとんどの原因は「ハダニ」に因るもの。ハダニも相当数確認出来た。
剣吸い芽は停止のままでこれといった変化は相変わらずなし。
「3号」の方にはハダニが確認出来なかったがやはり葉は1枚も健全な状態のものは残っていない。
ここで決断。
「2号」のハダニがベランダのほかの鉢に広がらないように枯れている葉を切り落とした。
(念のために「3号」の枯れ葉も取り除いた。)
その後、「粘着くん」をすぐに散布しておく。
またEM-1希釈液も潅注。
越冬で葉数が保てない状況はどうしても改善出来ない。
ハダニの害がなければ全然違うはずなのだが、何か良い方法はないものか。
左:「ネギコガ」にやられた株。新しく葉が再生し始めている。
右:被害のなかった株。
月初に島ラッキョウに「ネギコガ」の幼虫と成虫を確認できた。
特徴のある姿なので間違いなく「ネギコガ」と判明。
相当被害が出たが、葉っぱが喰われてボウズにされた株からもまた新しい葉が伸び出しているのを確認。
球根は無事に生きている証拠なので一安心。
葉が枯れてから収穫するとただの「ラッキョウ」、枯れる前に収穫する早穫りが「エシャレット」もしくは「島ラッキョウ」なので、葉が青々しているうちは収穫を少々遅らせてもいいかな?と考えた。
被害のあった株にもう少し葉が再生してから収穫しようということで、4月末の収穫予定を5月初旬に遅らせることに。
左:バナナと同じ日に外へ。
右:花苞部分は枯れずにまだ残っている。
花が終わった「波照間2号」も屋外へ。
花の終わった株はこれで寿命が終わるが、まだ花芽のつかなかった株があるのでこのまま継続。相当土が減っている。
さてこの次期恒例作業となった「土作り」。
土の再生を兼ねた作業だが、年々土が増えていく。
土を捨てずにバーク堆肥を加えて再生しているので増えるのは当たり前だが、去年あたりから1日仕事になってきている。
このあたりも今後の課題か。
今年こそは純粋な「バーク堆肥」を、と探しまわったが結局入手出来たのは「鶏糞」も原料に使用されているものだった。
それでも「バーク協会認定」とかいう肩書付きのもので過去に購入したバーク堆肥の中では一番質が良い。
それにしても、
作りすぎた。
推定250L以上。
大人1人埋められなくもないくらい。