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2007年11月 遂に夢の収穫!

厳しく冷え込む日も続くようになってくる。
さすがに11月に入ると最低気温の推移が相当気になる。

でもそれより気が気でならないもう1つ。
いよいよの、「島バナナ」収穫の日を決定。

島バナナを本当に収穫出来る時が来るとは不思議な気がする。
正直、やはりうれしい。

でも複雑な面もある。
バナナの収穫は世代交代の時でもあり・・・。

通常より長くかかったがそれだけ毎日眺めてきた「2号」バナナも、収穫後にこの手で葬らなければ。

それではいつもより写真多めで島バナナから。


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仮茎(偽茎)根元の直径約14cm。(最大時15cm)


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仮茎高さ(長さ)鉢上から約190cm。


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最初はマンションでハートすら見られるとは思えなかったのに。


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しかもこんな小さな鉢で。


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おまけに小さくとも結実してくれた。
出来がどうであれ、我が家のベランダで島バナナを収穫する日が来ようとは。

4年も粘った甲斐は十分あった。

そしていよいよ収穫の日。


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収穫しやすいよう邪魔になる葉を落とす。


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ハートとともに果房があらわに。


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果房を遂に切り落とす。

そしてそのまま「2号」伐採作業に入る。


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さらば「2号」。


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倒してしまった。


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どうか成仏してくれ。


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定点撮影。
「あれっ?」と思われても仕方がない。奥にまだ「3号」がそびえている。(笑)
手前に横たわるのが「2号」の亡骸。


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処分のため遺体をバラバラに。


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仮茎根元付近。
ズシリ!と重い。まるで丸太のようなゴツさ。


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終わった。


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数分後、早くも吸い芽(剣吸芽)からポタポタ水滴が。
世代交代も無事終わったようだ。

翌日。
今度は残された2号の「剣吸芽」と「3号」を屋内へ移動。


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「2号の吸い芽」:今年は楽々移動。
来シーズンに2号の切り株を除去して植え替える予定。
月末には新たに吸い芽を2個発見。


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「3号」:限界のサイズ。
すでに天井にかすっている。

それではここからは収穫後のバナナのはなし。

収穫したバナナ、実は・・・。


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ハートごと収穫にしてみた。

無意味だ・・・。


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が収穫から3日後、苞がまだ開いた!
生命力は強い。


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果房は2段だと思い込んでいたが、よく見ると3段だった。
1段目3本、2段目4本、3段目1本と未熟果2本。
収穫してみてからまだ案外角張っていることも気になった。


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収穫4日後、突然黄色くなる。
1〜2日でまっ黄色になるのでいつも驚く。


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未熟果の1本が熟したみたいなので味見してみた。
小指の先ほどもないサイズだが、島バナナの風味はちゃんとする!
案外出来がいいかも!?
ちょっと期待がでてきた。


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収穫から7日後。
柔らかくなってきたので房ごとにバラす。
やっぱり角張ってるなぁ。収穫がまだ早かったか。
寒くなってきていたので、まあ仕方ない。
4本を実家の仏壇に。


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収穫から8日後。遂に1本喰ってみる。
4年越しの自家製島バナナにドキドキ。

「おおっ!?」

想像以上に「島バナナ」している!
が、甘さ酸味ともに弱いなぁ。そういえば仮茎(偽茎)が傾いて成長すると糖度が落ちるとかいう話があったなぁ。
それに鉢植えの宿命か?水分がやや足りない感じ。
やや固めというか弾力のようなものも感じる。これも化成肥料使用の影響かどうか?
採点するなら60点くらいかな。

「その前にハート切り落とせよ」という突っ込みは無しにして頂きたい。
十分承知しているつもりなので。


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皮の表面がカサカサ肌。
水分が足りてない、やはり。


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やはり、というか当たり前だが、満点の出来とはいかず。
それでも「島バナナ」としての風味はそれなりに楽しめたし、何より自家製の島バナナが喰えたことには大満足。
マンションでも島バナナが収穫出来ることが証明出来たのでまた「次」への楽しみが出来た。

なお今回の収穫において多くの方から「喰わせろ」という要望が。
注文件数に対してあまりに収穫数が少なすぎたこと、また収穫物の品質も不明だったこと等あったので、今回は身内のみで喰ってしまうことと。
何とぞご理解の程よろしくどうぞ。


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ハートの最期。
やはりいつまで剥いてもハートだった。
タケノコのよう。
次はいつハートが見れるかな。


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先月あたりからいろいろ喰い荒し回っていた身元不明のアオムシの容疑者を確保。

朝に喰い荒らされた現場を発見するも犯人の姿はなし。
そうして早朝のガサ入れで確保した容疑者の1匹が上の写真。

アオムシだったはずなのにこの色。
状況から「ヨトウガ」に間違いないと思われ。

昼間は土の中に潜む夜行性、土の中でサナギになるという土の近くでいるムシがマンションの5階にもやってくるようになったのか。
本当に今年はこの「ヨトウガ」が猛威をふるった。


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・・・けしからん。


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・・・実にけしからん。


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・・・全くもってけしからん。

あまりに被害が拡大し続け、次から次へ逮捕者が続出するので。
・・・実験してみた。

どこかのサイトでチラッと見つけた情報。
「コーレーグース」(島トウガラシの泡盛漬け)希釈液での害虫撃退法。
殺傷能力はもちろんないはずだが忌避作用はあるという。

約20倍に薄めた「コーレーグース」をヨトウガ数匹にかけてみた。
(ムシ除けをムシに直接かけるのもどうかと思うが。)

「すげぇーっ!」

悶絶して動かなくなったり、けいれんするものも。
死には至らないが、ショックで気絶するものが多い。(笑)

こんなもの沖縄の人は食い物にかけて喰ってるのか。
そりゃなかなか無くならないわけだ、うちのコーレーグース。(爆)

来シーズンからストチュウと一緒に害虫予防に併用しようかとも思うが、これだけ強烈なものゴーヤーとかにかけたらゴーヤーの方が負けないか心配。


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左:ベト病でほぼ全滅状態。
右:それでも一部のツルにはまだ花が。


さてゴーヤー。

先述のヨトウガはゴーヤーの高い位置まで出没し、ウリノメイガと合わせて食害を広げていく。
ベト病による枯死部分も広がり中旬ごろには既に全滅。
今年はこれで終了。


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左:今年最後の収穫。今月は6本で今年の収穫総数36本。
右:撤収前の朝日。


撤収前に喰えそうな最後の実2本を収穫。
後は小さな実とヨトウガ、ウリノメイガにかじられた実が40本程。
(そんなにぶら下がっていたとは。)

今年は結局節成系2株で40本にも届かず。
良くない結果に終わってしまった。
やはり出遅れが響いたかなぁ。


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左:そろそろ花芽が出ても良い季節だが?
右:去年の花がドライフラワー状態で現存中。


「波照間2号」はアブラムシにちょくちょく襲われるが、ヨトウガに葉をかじられた以外今のところ問題無し。
ぼちぼち花芽出てこないかなぁと、このところよく観察しているのだが、まだ出ない。
まだかなぁ?


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左:島ラッキョウ3球植えのプランター。
右:同じく1球植えプランター。


島ラッキョウも出遅れ気味だが、少しはフサフサしてきた。
それでも去年の状態からすればまだまだ「うぶ毛」の状態。

「3球植え」と「1球植え」で見た目に違いが出てきた。
やはり「3球植え」の方が少しでも多く見えて見栄えが良い。
密度に違いが出るのは当然だが、何だか1球植えは頼りないというか、貧弱に見える。
早くもっと生えないものか?

いや、あくまで島ラッキョウの話。

中旬に両プランターに2cm程度の被せ土(砂)を入れた。
土寄せに相当するもの。

さてこれからはじっと我慢の季節が始まる。


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