2008年09月 ハート切断
残暑、そして台風、さらにぼちぼちムシがやってくる季節。
そういえば・・・
台風少ないですな。
不気味で少しイヤな感じ。
いきなりすんごい強力なのが来たりしないよう願ってやまない。
では、先月いきなり出てしまったバナナハートの話から。
ハート(花序)のサイズは去年の「2号」と同じくらいのサイズ。
「3号」バナナのサイズがサイズだけにこれでも少し大きすぎると感じなくもない。
ほぼ、1日ごとに1段のペースで花苞を開いていく。
「4号」バナナが注意を引こうとしているのか(笑)、巻き葉を勢い良く伸ばす横で順調に果房が反り返り始める。
「低茎化」していない「3号」の果房の構成が気になっていた。
結果的には1段目から4段目までは6本ずつ、5段目に1本(+雄花5本)の果指が付く。
(但し2段目に2本が1本になった癒着果指があり。)
果房が6本ずつの安定した構成が4段まで。ここまで来るとは思わなかった。
少し感動。
さてここまで実が出来たのなら、やはり収穫して喰いたい。
ということで決断は早かった。
収穫のために早期にハートを落として栄養分を果房に。
8日、早朝の干潮時間に合わせて「雄花序」を切断。
カッターナイフでも簡単に切れてしまうくらいの柔らかな果軸。
あっけなくハートが・・・。
ハートのぶら下がる雰囲気が好きだったので複雑な心境。
果軸の切断面からは液体がしばらくの間落ちる。
ハートの先端。
苞の重なりが魚のウロコのよう。
まだ開いていなかった苞を無理矢理開けると雄花が並ぶ。
雄花、雌花と区別はあるがそれぞれに「おしべ」「めしべ」を両方持っている。
ハートを取ったということで、お約束。
半分に切ってみる。
すぐに切断面は褐色に変色していく。
これはバナナの「樹液」(木ではないけど)は透明だがタンニンを含んでいるためで。
ハートを落として4日後。
寒くなるまでに少しでも果指が太ることを祈る。
それにしても、あの時見たバナナ・・・
・・・6年程前になるが波照間島の集落外れの道端で見かけた、高さ2m程に結実していたあのバナナ。
バナナを育ててみたいと思うきっかけになったバナナのあの姿。
島バナナが2mあれば結実すると勘違いさせられた、あの低いバナナ(笑)。
果指、果房の多さはかなうわけも無いが、やはりあの低いバナナも「小笠原系統種」だったと確信する。
だって葉柄のスマートさとか見ても沖縄の低尺種「サンジャクバナナ」とは違うように見えるし。
・・・そっくりではないか。(おいおい。)
「4号」バナナもひたすら葉を伸ばす。
裏返しになってるけど。
定点撮影をやっておいた。
2m50cmの天井高一杯になってることが気にかかる。
室内高は2m35cm。
室内に入れる時には葉を何枚か落とさないといけないか。
果指の表面がボコボコしてきた。
「3号」に第2吸芽。
頭を出しただけでこれ以上の生長は見られない。
さらに第3吸芽。
小さな鉢なのによく出てくるもので。
2度目のハート。
今回は予想していなかったタイミングのため悩んだがこうして切断を決意。
2度目の、でも前回以上の成功を目指して島バナナ収穫を目指す。
左:「レッドサビナ」に初めての開花。地味な花だ。
右:結構大きくなった。
さてさて、「レッドサビナ」にも秋の兆しが。
ようやくの花、開花。
枝の先端部分に落ちても落ちても花芽が出続けてのやっとの開花。
あきらめかけてたけど、まだあきらめるのは早かったのか。
左:花から結実へ。
右:台風接近で念には念を。
台風「シンラコウ」(13号)は微妙な勢力、微妙なコースで近づいてきた。
ベランダに強風が吹き付けるのか、それとも何ともないのか?
久々の台風接近だったが、同時に久々にかなり悩む微妙な台風。
いちいち室内に鉢を移動するのが面倒なのでギリギリまで様子を見ていたが。
バナナには問題なしと判断、けどレッドサビナには無理かも。
朝にレッドサビナだけ室内へ取り込んで仕事へ。
帰宅したら「4号」バナナの葉が1枚折れていた。
結構風吹いたのか。
「3号」は無事。
慎重になってるつもりだが、ちょいと、ズレてるな。
台風をやり過ごした後のレッドサビナは結実へ向けてどんどん開花。
でも、季節は秋へ・・・
アブラムシ大発生。
花芽や新芽がやられそうな勢い。
カイガラムシがせっかく下火になったのに。
しかし「粘着くん」による駆除作戦でなんとかアブラムシを抑え込む方向へ。
よし、収穫が見えてきた。
ゴーヤーは徐々に草勢を増してくる。
毎年のように真夏を過ぎてから勢いが出てきている気がする。
・・・コイツもズレてるのか?
液肥をやったのが影響しているのだろうかね。
花増えまくり。
9月の1ヶ月で28本のゴーヤーを収穫。
そのほとんどを実家に出荷。まとめて採れ過ぎ。
やっぱり5株は多過ぎた。
もうすぐ今シーズンも終わりなのか。
「マンションの事情」=改修工事もあるので今度の越冬シーズンは不安一杯で迎えることに。