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2010年01月 真冬のトウガラシ

年末にやって来た寒波がそのまま年明け以降も続いてる感じ。
やはり基本的に寒い冬になりそう。

こうなると心配なのが元々冬にあるべきでないトウガラシ類。
うちのレッドサビナやジョロキアは何故この時期に外で実をつけてるのか?

本来日本の気候に合っていないことで初期の生育が遅れて結果、収穫期が遅れるのでは?
・・・と想像してみる。
タネまきも本来は1月頃からやるのが良さそうなのだが、発芽には温度が低すぎるし。
まあ、それは置いといて・・・



まずは島バナナ達の様子から。


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というか・・・


この時期、島バナナはほとんど休眠状態。
なんら変化も無い。(苦笑)

あえていえば、相変わらず続くアザミウマとハダニの駆除作業。
こまめに駆除を続けてるので増えることも無いがいなくなるわけでもない。
この作業をサボれば恐らくバランスが崩れて枯れる葉が出てくるでしょうな。

我が家での越冬時の注意点は・・・

潅水を止めないこと。

よくバナナの越冬でいわれている潅水を止めてしまって乾燥気味にさせる方法は、我が家には適さないと判断している。
理由は、

「元々室内が極度に乾燥する」
「バナナも生き物だという考え」

からで、もちろん真夏の潅水量とは比べ物にならない位に少ない量だが、鉢受けに溜まらない程度に毎日潅水をしている。


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それが正解かどうかは分からんが、潅水してなかった時に比べると少しは健康状態が良いように感じているからそれを続けるようになったわけで。

むしろ我が家の問題点は、というより室内で越冬させる場合の問題点だけど、日照量の不足が気にかかり続けている。
一度植物育成灯を使ったことがあったけど、光量的に全然足りていなかった。
蛍光灯なので、電気代もそれなりにかかってくるし。
ならば近頃珍しくなくなってきたLEDはどうかといえば、これまた光量が小さい。
とんでもない量の赤色LEDを用意出来れば良いが、導入コストが恐ろしい額になる。
済まないバナナよ、我が家はそんなに裕福ではない。


薄暗い室内にデン!と鎮座する島バナナの姿はもう我が家の冬の景色だけれど、本当はよろしくない景色でもあるのだ。


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月末になって子バナナの株のひとつに葉の黄変が出てきた。
ハダニがひどくなるとよく現れる黄変だけど、どうも今回のは違和感を感じる。
何か違う気がする。

どちらかといえば、以前枯死させてしまった「1号」バナナの黄変に似ている気もする。
イヤな予感。

でもよくわからないのでとにかくこのまま経過観察するしかない。



さてさて、後はベランダの激辛系。


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アブラムシまみれになってたレッドサビナは中旬頃にいよいよ寿命がやってきたらしい。
突然葉がしおれる。
寒さがこれだけ続くとそりゃあ無理でしょうな。

まだ、熟していない実も多い。
でもそんなこといってられないか。
というわけで最後の収穫に。


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去年に引き続き1月の収穫。
考えてみればまだ比較的温暖な当地だからこそ、こんなことが出来てるんでしょうな。
積雪地ではまずここまで持たない。

レッドサビナの収穫は36個、で、アブラムシ被害の関係上やむなくブート・ジョロキアも2個を初収穫。
これにて今回のレッドサビナ水耕栽培は終了。
伏見甘長がうまくいかず、途中から代打で水耕栽培になったレッドサビナだが結果はかなりの好成績。
今回の収穫は合計153個になった。

さて2個だけ収穫したジョロキアは・・・


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とりあえず醤油漬けにしてみた。

今回はワタやタネも入れて作ってるので相当なものになるとは予想出来たはずなのだけれど・・・

つけてから3日程経ったある日、仕事場に持っていって話のネタに同僚に喰わせてやろうと企んだ。
朝にまずは味見してみようかと躊躇無く口に小さなかけらを放り込んでみたところ・・・

大惨事。

辛いのではなくて、「痛い」。
無理矢理飲み込んだら食道も胃も痛い。
ワタ抜きのレッドサビナ醤油漬けが平気だったので油断してしまった。

半日くらい胃が痛み続けてえらい目にあった。
さすがギネス認定の辛さ、いや、痛さ。


こんなものたくさんなってるのにどうしよう?

やはり「リベンジ」しかない。
以前にレッドサビナを出荷した「インドネシアの人」がいるとこだ!
生でレッドサビナを「美味い!」とかじっていたというあの人のところへ。(笑)


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ということで数日後。
同じく葉がしおれて枯れ始めたジョロキアを一気に収穫。
何かレッドサビナより寒さに強そうだ。
最低気温0℃の朝にしおれた。

ジョロキアの収穫は「採り忘れ」を除いて112個に。
先日の2個と合わせて合計は114個という結果。
初めてなら上出来かな。
そのうちの80個余りを「インドネシアの人」のところへ出荷。
果たしてコイツを「美味い」といって喰えるのか?(笑)


ジョロキアも途中で倒壊して枯れかけたというのによく収穫までたどりついたもので。
この経験を糧に・・・

いや、もう激辛系はやらん。
ジョロキアに痛い目にあわされて懲りた。


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後日ジョロキアとレッドサビナ、そして放置してた葉菜系水耕装置を全て片付けた。

ジョロキアの根元の太さに感心。
ノコギリでないと切れない立派なもの。


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装置内もスゴいことに。

びっしり詰まった根っこにちょっと驚いた。
土耕ではここまで根が張らないですな。
そりゃあ巨大になるわけで。



最後は・・・


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「トウキチ3号」(セイロンベンケイソウ)の様子。

順調に花苞は膨らんでいる。
開花予想は2月中旬以降といったところか。



何にもネタの無いはずのこの時期だけれど、トウガラシのおかげで今年は少しはネタが出来た。
でももう激辛系はヤメにして、喰えるものにシフトしたい。
レッドサビナが喰えたからって調子乗ったらダメですな。

でもいつのまにか「辛いもの」に強くなってきている自分に驚いたところもあって・・・
味覚って変わっていくものなのか?


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