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2010年12月 寒波と耐寒性

12月初旬は暖かかったが中旬以降に強い寒波が断続的に。
ラニーニャが発生しているのだとすると北日本を除いて冬は寒くなるらしいのでこれから厳しい寒さが続くのだろうか?
気象庁の12月時点での予測では冬から春にラニーニャ現象は終息に向かうとしている。

まあ、ラニーニャがどうこうというより・・・

寒いのが苦手なので早く春になって欲しい。
この冬の気温の上り下がりは急過ぎて余計にたまらん。


そんな過酷な寒さがやってきているはずなのに・・・
不思議と寒さに強くなってるようなヤツが?


まずは島バナナから。


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室温は20℃あたりから月末には14℃くらいまで下がるようになった。
20℃を切ったくらいから生長は停止する。

どうしてもこの生長の止まる期間が出来るのでバナナの収穫までの時間がかかることになる。
この間に出来ることといえば・・・

「葉数を維持する」ことだろうか。

とはいえ早くもハダニ再発を確認。
コロマイトでも再発早過ぎ。
耐性ついてしまってるのかな?

しかしなかなか寒さに対する抵抗力を島バナナにつけさせることって難しそうだ。
ちょっとの気温の変化ですぐに生長が止まってしまうイメージがとれない。
「当地の気候に慣らす」という方針は一筋縄ではいかないっぽい。


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新葉の先だけ出た状態で止まってしまっている島バナナ達を見ているとそのうちに少しずつ新葉が伸びているような幻覚に襲われる。
本当に冬は我慢の季節なのですな。


で、気になっていた「4号」バナナの裏返しになったままの葉・・・


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このままだと春まで裏返ったままになりそうなので手動で裏返しておいてやろうかと。
枯れの入った葉の見た感じがどうもイモムシっぽくて気になってたこともあるし。


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裏返してみた。
普通の体勢になったので見た目も落ち着いたけれど・・・

どうもイモムシっぽいのは治らない。


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どうやらこの状態のままで春まで待つことになりそうだ。

後はハダニによる葉の傷みをどれだけ抑えられるか。



次は室内の葉菜水耕。


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コマツナは絶好調に伸びまくり、装置の正面のフィルムを押しあける程の勢い。
植物育成灯の上にまで達したのでとにかく全収穫することに。

室内でこれだけのコマツナが採れたら十分ですな。
でも前回の収穫時はもっと量が採れて喰うのに困った程。
採れた後の方が困り始めた。

ならば・・・


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困ったときは酒のアテ。(笑)
漬け物にしたら少々日持ちはするし酒のアテにもなるし。

いや何というか・・・

何のために葉菜栽培やってるのかズレてきてないか?
葉物野菜をオカズにするためだったのに酒のアテになるようなものにしかなってないわな。


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まだまだ装置には葉ダイコンとカブが残っている。
単純に作り過ぎているわけですな。



さて、この装置の下段に育っていた「チャービル」に異変。


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ある日突然しおれた。
チャービルそのものを良くわかっていないので理由がわからず悩んだ。


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隣にあるパセリは順調に生長してるし。


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室内にある鉢植え土耕のチャービルは巨大化を始めているし。
外に放置のチャービルも寒い中枯れずに頑張っている。

ちょいと調べてみたけれど・・・

どうやら温度っぽい。
装置内温度が22℃程度になっていたのだがチャービルもレタスのように20℃くらいまででないとダメなのか?
だとすれば今のところ装置内ではチャービルは無理ということになる。

どうもうまくいきませんなぁ。
この22℃を保つ葉菜水耕装置の中に島バナナが入れられたら生長止まらないだろうに。(苦笑)



で、その温度の問題に直面し続けているレタス類の栽培は・・・


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装置外の室内窓際でのパッシブ水耕は前回と同様の徒長気味の育ち方をしている。
元々日照量をそれほど必要としないはずだけれど、それでも足りないのか。
やはり装置内で育成灯の光を当てる方が良さそうなのだが・・・

そうなればあとはこれしか無いかな?

ということで今まで苦労していた「グリーンウェーブ」「バターレタス」と違う品種を試してみることに。
選んだのは「晩抽レッドファイヤー」。

晩抽性で耐暑性もあるという品種で元は春播き系の品種なのだけれど、耐暑性に賭けてみた。
年末の到着直後にすぐタネまき。
まずは順調に発芽している。



さてここからは今年何故だか寒さに対して抵抗力がついてるのか?と思わせるヤツたち。


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島ラッキョウ。
現在育っているのは大阪育ちの宮古島原生種の子孫というのが関係しているのかも知れないけれど、以前に育てた宮古島直送苗と比べるとあきらかに寒くなっても葉鞘の枯れが少なくなっている。
寒さに抵抗力がついてるのか?


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水耕セイロンベンケイソウ「トウキチ4号」。
室内で越冬中だが明らかに緑色が濃い。
養液水耕がうまくハマって耐寒性も上がっているのかも。


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屋外に放置のセイロンベンケイソウ。
花芽分化をさせるために確実に短日条件下になるベランダに放置しているが、寒波にあたると以前は赤く「紅葉」してしまっていた。
雪が降るくらいの冷え込みもあるのにまだ赤くならないのがどう考えても不思議だ。
元は有人島最南端「波照間島」産のセイロンベンケイソウでも、世代交代を繰り返してきたなかで耐寒性がついたといえるのかも知れない。

でも肝心な花芽が出てこない。(悲)


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