2011年05月 3度目の収穫
3年前の収穫後は何となく植え続け、水耕栽培のテストもしてみてはいたけれど・・・
今回は喰いたくなったので去年2月頃に定植していた島ラッキョウを収穫することに。
しかしそういえばまともに追肥もせず、砂寄せもせずでほとんどほったらかしの状態であり。
ちゃんとした島ラッキョウが喰えるのか?
少々おっかなびっくりの収穫ではあったがとりあえず「元本割れ」は防いだようで。
ただ、管理人こだわりの長い軟白部分は砂寄せがなかった分ガッカリなことになってしまう。
これを見てから「ちゃんとやっときゃ良かった」と思うわけですな。
今回はすべて収穫してしまうのでこれで一度島ラッキョウは終了ということに。
まずは島バナナから・・・
今年は島バナナの「リード」を新調してみた。
もちろん散歩させるわけではないが、放し飼いもよろしくないので。
そりゃ風が大敵のバナナ達。
不規則なビル風ならぬマンション風で葉が折れたりも考えられるし、偽茎がやられることだけは避けねばならない。
とか言ってても、いきなりこの有様。
「5号」バナナのたった一枚の葉の葉柄部分からグニャリと。
グニャリと「脱臼」しただけなのでこのままでも何とか葉としての機能は完全に失われることはなさそうだ。
しかしバナナは葉が大事。
なるべく葉を失いたくはないのである。
越冬明けから子バナナは体調良さそうで新葉が勢い良く伸びる。
で「5号」バナナの新葉も展開終了。(写真右)
ところがこの時迫るは「ソングダー」(台風2号)。
今年は台風多そうな予感がする。
何故だか目の前で失速して消滅してしまったソングダーだがやはり雨風はそれなりにあったわけで。
「5号」バナナの開いたばかりの葉先中軸(中肋)を骨折。
風に煽られて天井に激突したのだった。
なかなかきれいな葉が揃えられそうにない。(悲)
しかし逞しき「5号」バナナはすでに次の新葉を繰りだそうとしている。
やるな「5号」。
まだ目覚めない「4号」バナナの止まったままの新葉は風でちょっと葉身が裂けてしまっていた。
何だかみっともない姿に見えてしまう。
しかしこの時ようやく「4号」は目覚めようとしていたわけで・・・
ここからジワジワとこの新葉は伸び始める。
再び子バナナ達は活発に葉を繰り出し始めている。
「4号」「5号」バナナ達も去年に比べると元気になったように思える。
何が理由なのか?。
考えられるのは1つ・・・
春先のハダニ駆除が予想以上にうまくいっていることだ。
あれから1ヶ月程経つがハダニがたったの1匹も見つからない。
再発が確認できるなら2週間くらいで見つけてしまうものなのだが・・・
あれだけ苦労していたハダニをたった1度の散布で駆除できるとは思いにくいが、それでも「ダニ太郎」がうまくヒットしたわけですな。
ところが・・・
問題も出てきた。
当初セイロンベンケイソウに付いてた黒いアザミウマがバナナの偽茎で大発生し始めたのだ。
こちらの方もある意味ハダニ以上に駆除が大変かもしれない。
島ラッキョウの収穫は中旬に実施。
本来島ラッキョウは「早採り」であるべきと考えているのでこれではかなり遅い。
ゴールデンウィーク前でもいいくらいだろうと思う。
すでに5月中旬ならスーパー等の店頭にもラッキョウが並んでいる。
砂の中にコガネムシの幼虫がいるのではという恐怖感はすぐに消え、難なく掘り出した島ラッキョウは軟白部分の短いごく普通なラッキョウの姿であり・・・
ちょっとガッカリだ。
あのスラリと長い軟白部分こそが島ラッキョウの醍醐味だと思う。
といっても砂寄せをサボった管理人が悪いのではあるが。
収穫量としては植え付けた量と同じくらい。
ホントは増やせていないとおかしいのだけれど変則的な栽培期間になったこともあってか、途中で消滅してしまった球もあったのだ。
かなり分球していた株もあったのだけれど、そういうわけで収支はトントンに。(笑)
さて思い出したように始めたのはアイスプラント「プリアン」。
こちらはやはり養液水耕での栽培。
ところがこれまたパッシブ装置に移した途端に不調に。
いきなり養液に塩を入れたりしたこともまずかったのかも知れないが、何故か根の一部がダメになってしまった。
浸透圧のことを忘れていた。(苦笑)
さてようやく今シーズンもゴーヤー「願寿」を養液水耕でスタートさせた。
今年は当初1株だけの予定だったのだが、結局2株になった。
今年は節電モードの為にゴーヤーの苗が品薄になっているらしいが、大漁に収穫しても出荷先がなくなるのではという不安が。
やっぱり1株だけで良かったかな?
で、こちらもソングダーの時の風のせいだと思われるが、根元で茎を骨折。
他にも褐色のアザミウマが早くも襲来。
早くも先行きに不安が。
さらに今年もミニトマト「オレンジキャロル」の養液水耕開始。
今年は全般に育苗がうまくいかずとても苗には見えない貧弱な苗だが、何とかなってくれまいか?
去年はまるで駄目だったので基本に戻っての養液栽培を目指そうと思う。
先月本来のところから脱皮せず横っ腹から脱皮をし始めたリトープスだが・・・
残る1個も横っ腹からパックりといってもうた。
これで3個体全て異常脱皮に終わる。
ずいぶん小さくなってしもうた。
まあ二重脱皮は避けられたので良しとしようか。
それに潅水の感覚とかかなり掴めそうな雰囲気になってきた。
やはりこれからの日本の暑すぎる夏をどう過ごさせるかが一番の問題なのかも。
最後はセイロンベンケイソウ「トウキチ4号」。
今我が家で大問題になりつつある黒いアザミウマの大発生源になってしまっている。
粘着くん散布では一時的には抑えられるが、やはり植物体の中に卵を産み付けるので完全駆除はムリ。
何とかしないと、と思っていたら何やら粘性のものが葉に目立ち始めた。
何なのかよくわからないのだがとにかく手遅れになる前に取り除いてしまえ!
ということで取り除いたら葉っぱは上の部分だけになってしまった。
今のところアザミウマも正体不明の粘着物も再発していない。
今年はどうやらハダニとアザミウマを駆除できるかどうかという節目の年になりそうな気がしてきた。
ハダニ完全駆除が現実味を帯びてきた以上、ここで踏ん張ってアザミウマも駆除できるかどうかで随分と今後が変わってきそうだ。