2011年04月 越冬終わり
気温の安定。
それがこの時期の注目点であり、バナナを早くベランダに出したいがためにイライラとしてしまうところ。
去年はバナナの生長が思わしくなかったことも焦りを増大させている。
今の成長具合を見る限りではまだ今年のハート出現は難しいかなと考えている。
ただし今年のうちにある程度しっかりと葉数を稼がないと、うまくいったとしても来年以降の結実タイミングが悪くなる予想も出来るのでペースが難しい。
前回の結実のように真冬に実が出来てしまうと、当地の気候条件的にはまともに喰えるバナナにはならないであろうし。
何年続けても島バナナのベランダ栽培には次々課題が現れる。
でもだからこそここまで続いているわけでもあり。
まだまだ楽しみながら悩もうと思う。
さて、まず室内のレタス類から・・・
室内の窓際だと午前中はどんどん室温が上がっている。
なので当然伸びるのは速すぎ。
やはり喰いきれない。
既に抽苔しているためにどんどん葉が硬くなるし。
相当に喰いまくり喰い疲れたところでギブアップ。
このままサナギになれそうだ。(笑)
葉菜装置のレタスを撤収。
さらに月末頃まで引っ張ったがパッシブ装置の「レッドファイヤー」も撤収。
室内ではもう限界だろうと思われる温度。
外ならまだ出来なくもないだろうが、どうせ害虫のエサになるのは分かりきったことだし。(笑)
もうここでレタスは諦めるべきだろうかな?
でも周年栽培してみたい。
何とか無理かな。
諦めの悪いところは治らない。
島ラッキョウは青いまま越冬し、さらに葉鞘が逞しく「ピンッ!」と立っている。
これくらいシャキッとした島ラッキョウは我が家では初めて見るのではと思う。
元々小粒種の宮古島原生種がこんなにゴツイ葉を出してたらラッキョウの球はどうなってるのだろうか?
球もデカくなってたら面白いのだが。
収穫は5月ですかな。
一足先にベランダへ解放するのは観葉植物類。
まずはセイロンベンケイソウ「トウキチ4号」。
若干のアザミウマの繁殖を確認したのでこのタイミングで駆除を実施。
下の養液槽から上部だけを別の鉢に載せ替えて「粘着くん」を一気に散布。
時間をかけてじっくり出来たので効果は出たようだ。
次は少し困ったことになったリトープス。
リトープスは3月から5月頃が「脱皮」の季節。
あまりうまく育てられなかった我が家のリトープスだが、この時期やはり脱皮だけはしっかりと始まった。
ところが本来葉の真ん中のワレメが裂けて中から新葉が出てくるはずが側面から裂けて新葉が出てくる「異常脱皮」に。
潅水のやり方がまだ悪いのだろうと思う。
こうなってしまうと心配なのは脱皮で出てきた新葉が更にすぐ脱皮をする「二重脱皮」が起きないかということ。
生死には関わらないが個体が凄く小さくなってしまって元のサイズに戻すまでにまた時間がかかってしまう。
今のところはその気配はないのだが果たしてどうなるやら。
最後に月末、ようやく島バナナをベランダへ移動する段取りに。
かなり駆除が出来ているとはいえ、まだ少しいるハダニを何とかしたい。
移動の段取りと共にハダニ駆除の準備も行う。
まずは枯れた葉の除去。
何度か書いてるとおり葉っぱを取り除くこと自体はバナナにとってはよろしくない。
葉数を一定以上維持することがバナナの健康維持には必要であり。
それでも完全に朽ちてしまった葉は害虫の温床にもなりかねないのでこれは仕方なく取り除くことにしている。
そして既に目覚めている子バナナ2株に続いて「5号」バナナの新葉が伸び始めていた。
「5号」は葉の枯れがここに来て進んでいたので葉を増やそうとしているのかもしれない。
ところが・・・
いつのまにやら新葉の葉柄が露出してきている。
普通ここまで伸びる前に葉が展開しているはずなのだが?
どうやら長く途中で止まっていたので新葉の葉身が傷んでいて、その部分がひっかかって展葉できないものとわかる。
そのせいで長く釣竿のように伸びただけの新葉。
このままにするわけにはいかず・・・
時々あることだけれど、ここでも管理人による手動展葉実施。
フニャフニャの柔らかい葉は何とも頼りない。
移動前には偽茎周囲の朽ちた葉鞘も出来るだけ剥がしてしまい、身なりをしっかりと整えて。
さあ、いよいよベランダへ。
ここでハダニ駆除に使用する新兵器を。
今までのところは「粘着くん」と「コロマイト」を使用してきた。
窒息死させる「物理的効果」の粘着くんとクスリによる「化学的効果」のコロマイト、これだけではよろしくないと知り合いの方からアドバイスを頂いた。
「化学的効果」が1種類だけだと耐性がついてしまう。
ハダニは薬剤に耐性がつきやすいことは知っていたが「粘着くん」を挟んでやればいいかと勝手な勘違いをしていたのだ。
あくまでも「化学的効果」による「殺ダニ剤」を2種類以上使わないと弱いということだ。
で、お勧めいただいた「ダニ太郎」を今回使用することに。
といってもまた再発の可能性も考えているので、春に「ダニ太郎」、秋に「コロマイト」、合間は「粘着くん」というローテーションで使用する計画にした。
さてさて、久し振りにベランダに島バナナが戻った。
すべての株に「ダニ太郎」の散布を済ませて定位置に設置。
強風対策も施して引越しは終了。
子バナナの背丈が伸びてきたのだがその対策はまだなのだけれど。
これでいよいよ我が家にも春が、いやもう一気に夏になれ!