2012年06月 天候不順〜梅雨へ
どうもスッキリ晴れない日が続いてやはりバナナや野菜達の調子も上がってこない。
特に調子の悪いのはゴーヤー「願寿」で、ツルの伸びが養液水耕になってからは最悪といえる状態。
草勢の良さだけならキュウリ「つやみどり」とズッキーニ「ダイナー」はむしろ良いのだけれど、「ダイナー」の方はウドンコと思われる白い斑点がどうしても消えない。
このまま梅雨入りとなっては今夏は良い成果は見込めそうに無くなってきた。
果たして天候不順だけが不調の原因なのかどうなのか、漠然としていてハッキリしないのにも少しイライラ。
先月に続いてストレスの貯まる月に。
草勢だけは良い「ダイナー」の初収穫は初旬。
受粉タイミングがアッサリと上手く合ったのであっけなく収穫達成。
ベランダでも結構収穫できるかなとここで甘い考えになってしまった。
ますます巨大化する2株の「ダイナー」。
株の直径が1m程になり、さすがにこれではベランダでは手狭。
あっという間に足の踏み場が・・・
そしてこの草勢の凄さに目立たなかったのだけれど白い斑点は徐々に猛威を振るうようになってくる。
やがて雌花の出蕾が凄まじくなってくる。
こんなに結実できるのか?
この時点でかなりニヤニヤ。(笑)
しかしこの頃すでに白い斑点は重曹希釈水では全く効果がない状況に。
そこで今度は「砂糖水」の散布に出る。
黒糖(含蜜糖)の希釈水で逆襲開始。
最初は素晴らしくキレイに退治できたように見えたのだが・・・
沢山出蕾してた雌花の蕾が咲かないままにしぼんで枯れていく。
よく起きるようなのだが原因がこれまたハッキリしない。
いつの間にか雄花しか咲かなくなって雌花の蕾は出蕾した後全部枯れるという状態。
白い斑点はこの頃になると完全にウドンコ化して葉が真っ白に・・・
もう擦っても取れないという手のつけようのない事態。
本当にウドンコなのか?
そして遂には・・・
2番株敗北。
もう周囲のキュウリやゴーヤーに拡散する前に手を打つことが重要と判断しての撤収。
どちらにしても雌花が開花しないのならこれ以上は意味が無い。
1番株はまだ残しているけれど、この時点で事実上の敗北。
このウドンコをどうにかする方法を見つけようともう少し退治法を探ることにしたのだ。
結論として初のシーズン、3,4本収穫しただけでズッキーニは完敗に終わる。
甘トウガラシ「伏見甘長」もアブラムシが憑いたままで苦戦が続いていた。
今年はどうもアブラムシの飛来がおさまらない。
この時期例年ならほとんど来なくなるのに。
やはり「テデトール」では間に合わなくなってきたのでここで荒療治に出る。
粘着くんで丸洗いしてみた。
これでほぼアブラムシはいなくなるものの、新たに飛来するアブラムシをどうにかしないと・・・
収穫に関してはこの後順調になってくる。
去年ほどはいかないと思うけれど、酒が足らなくなるくらいにまとめて収穫できる日が・・・(歓喜)
中玉「ルイ60」の様子は急変する。
養液を一度完全に切ったことで起こった障害かとも思ったけど、何やら気になる症状があった。
下葉から枯れ始め、さらに茎頂部がしんなりとしている。
根域を見てみると褐色の根が目立つ。
これはマズいかも。
褐色に変色した根がどうしても気になったので、ここでプロの営農家の知り合いに相談してみる。
予感はどうやら的中してしまう。
典型的な根腐病の初期症状だった。
これでこの「ルイ60」も長くは引っ張れないことが確定。
さらにはベランダで砂プランターにテスト栽培してたチンゲンサイ「夏帝」にもアブラムシが。
防虫ネット意味なし。
そんなこんなでやはりこの季節・・・
我が家は病害虫のオンパレードなのは例年通り。(悲)
唯一好調は・・・
キュウリ「つやみどり」だけかも。
ベランダの不調もあって室内で何とか葉菜が出来ないかと企んで、2週目にはエンサイを定植してみる。
エンサイについては真夏でも全然余裕なのでさほど心配していない。
月末には初収穫に。
しかし室内のチンゲンサイ「夏帝」は節間伸長。
さすがにエンサイ以外は厳しいか。
でも節間伸長というだけで収穫して喰えそうだ。
そして今月一番の衝撃は・・・
セイロンベンケイソウ「トウキチ」の跡継ぎが突然枯れ始めてしまったこと。
ここまで水耕で予備も入れて2株順調に大きくなってきてたのに突然両方とも萎れだしたのだ。
波照間島からやってきてここまで安定して世代交代してきたのに何でこんなことになったのか?
このまま「お家断絶」となってしまう可能性が高い状態だ。
島バナナの方もいろいろと一喜一憂するひと月となる。
中旬頃の台風「グチョル」(4号)で子バナナを室内避難させたりと少し作業もあったけれど、どちらかと言うと「5号」バナナの葉がおかしな状態で連発し始めたことが何より気掛かりで。
完全に停止してた「4号」バナナに新葉が出始めたことは嬉しかったが、替わって「5号」の葉は枯れた状態で展葉したり展葉後にすぐ枯れたり。
一時はもう「5号」もダメなのかと。
でもボロボロではあってもこれだけ確変して新葉を連発していることが、生長点が完全にやられてはいないことの証拠でもあり。
次々出てくる葉っぱの状態に一喜一憂の毎日が続くように・・・
一体「5号」バナナはどうなるのだろうか?
誠に勝手ながら以降の本サイトでの更新を停止することになりました。
以後はブログ版「ばななはあと」をご覧くださいますようよろしくお願いいたします。