2004年09月 悩める台風
台風連発の8月が過ぎたが、これからが本来台風シーズン。
どうなることかと心配した「ソングダー」(18号)は当地では意外にも、先月の「チャバ」(16号)と同じくらいの影響で済んだ。その後には幸いにも台風がこない。
昼夜の寒暖差がはっきりしてきたものの、まだまだ暑い日もあったおかげで島バナナは順調、あばしも持ち直した。
左:順調に葉を増やす「2号」。でも変な圧迫感が?
右:だんだんと仮茎に傾きが。何で?
左:早くもまた吸い芽が。 右:「3号」も快調に。
左:垂れない葉が出る。いよいよ背が伸びる予感。
右:葉柄と同時に次の葉が伸びる好調な状態は続く。
島バナナは「ソングダー」で再び屋内避難。
その後は夜の冷え込みで若干成長が止まりかけたりもしたが、約10日に1枚のペースで葉を増やしている。
葉が増えてくることで「2号」に気になることがあった。
「仮茎が傾いて伸びている!?」
植え替え時に傾いてしまうことはあるのだが、どうも仮茎の根元に近い所から曲がっている。
葉が開く方向がそちらにどうも偏っているようにも見える。その方向が重いのかどうなのか?太陽の方向、そしてそれは時に強風が吹いてくる南寄りの方向に傾いている。
太陽に葉を向けているのか、強風に耐えるために風上に傾いて伸びているのか?何なのかよくわからない。
とりあえず180度回転させてみた。
しかし鉢土の乾きも速くなり、「2号」の表土には根が走り出している。
月末には株分けして1ヶ月というのに早くも新しい吸い芽が。
(今年はもう出ないと思ったのに参ったな。)
来月からは越冬に入るし今はこのままでいいだろう。
左:6センチ程で黄変し始めたので「爆発」させたあばし。
右:10センチ超クラスでは最後かも。
左:台風、ウリノメイガ、そしてそろそろ寒さも影響。
右:それでも新たな結実が数個。大きくなるか?
あばしはさすがに台風でボロボロ。
それでも海に近い当地にもかかわらず、台風時に塩害が出なかったのが幸運で全滅は免れている。
今年初めてなのでどこまで出来るのか試してみたいこともあり放っておいたのだが、脇芽が伸びまた花が咲き出した。でも雄花ばっかり。
中旬になってようやく雌花のつぼみが付き始め、3、4個の受粉にこぎつけた。
全部は難しそうだが少しでも結実してくれたらと願う。
相当弱っているので骨粉は止め、液肥を薄めにやることに。
ところが再び脇芽を「芯止め」するウリノメイガの幼虫が!
前回よりは少ないと思われるがそれでも月末までに20匹程を駆除する状況。
今回は見つけることが出来ないうちに羽化した後の「さなぎの抜け殻」も確認した。成長していく幼虫はやがてあばしの葉を吐き出す糸で縫い合わせ、その中に隠れてしまうので見つけにくくなる。とにかくこまめな駆除が必要でかなり面倒。
左:「ソングダー」(18号)の影響はまた子株に。
右:セイロンベンケイソウの背丈を計ると悩みのタネに。
左:「波照間1号」の根元は賑やかに。
右:でも上はさっぱりだったりする。笑えない。
これから冬を迎えるにあたって一番心配なのが「葉から芽」なのだが、風が吹いてももう飛ばされる葉もない。
足回りの子株もいくつか台風で折れてしまったので本当に「スカスカ」になってしまった。数少ない残された葉も黄変し始めるものも。
早いめにまた「葉から芽増殖」をして子孫を残すべきかも。
液肥(500倍)を潅注、が誤ってバナナにまでやってしまった。
バナナにはちょっと早すぎたか。
月末に「メアリー」(台風21号)がほぼ直撃。
万全を期してバナナはまた避難させた。
(何故かまるで風が吹かなかったが?)
それにしてもバナナはこのまま越冬に入ってもいいかな、とも考えるくらいに夜が冷えるようになってきている。
台風後に外に戻すべきか思案に。