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2004年11月 留守をする

11月は全般に温暖で穏やかな気候でバナナには好都合。
でも空気の乾燥はハダニの発生スピードを上げてしまう。今月もやはりハダニに苦しむことになった。
そしてもう一つの懸念、旅行で5日間留守をすること。水を切らさない工夫を考えねば。


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左:初旬に再びビニール袋加湿でハダニ駆除するが。
右:「2号」の葉柄を折ってしまった。


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左:見にくいが駆除しきれないハダニ。
右:暖かいので思い切って屋外へ。


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左:「粘着くん」でハダニを駆除、そして乾燥。
右:植物育成灯(20W)導入。


前回のビニール袋加湿でのハダニ駆除から日が浅くても、またハダニが目立ち始めたので再び同じ方法で駆除を試みる。
だが葉面への霧吹きが足らなかったのか、かなり生き残っていた。うーん困った。

そこで思い切って外に出して「粘着くん」を使うことにした。運良くその数日間は25度位まで気温が上がっていたので問題ないだろうし。
2つの鉢を屋外に運び出して日光を十分にあてた後、半日がかりで駆除作業を完了。
(それでも完全駆除は不可能!)

それから後日、気になっていた日当たりの悪さを少しでも補うべく、試してみる、という意味でも植物育成灯(20W)を用意してみた。
日光に代わるものは存在しないので気休めでしかないかもしれないが。


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左:「2号」「3号」のサイズが一見変わらなくなってきた。
右:頼りないがこれしか準備出来ず。


さて、迫ってくる旅行の出発日。
留守中のバナナへの潅水装置をどうするかあせる。この時点で、潅水の間隔は1〜2日に一回という状況。昨年ならもう少し少なかったように思うが、今年は成長が鈍っていないせいか土の乾きが速い。

なかなかアイデアが無く、ようやくネット上で「安上がりで確実そう」なアイテムを見つけたものの、販売店が見つからずに結局入手出来ず。
仕方がないので実家から取ってきた「100円均一」のペットボトルを使う水やりグッズで挑戦することに。
はっきりいって水量の調整も出来ず、とても成功するとは思えないが、最初の1日か2日だけでも水が切れなければ、あと3日位は何とかなるかなと運に任せて腹を決めた。
セイロンベンケイソウの方はこの時期は1ヶ月位は水が無くても枯死はしないので問題なし。むしろ「水きり」をした方が花芽が出やすいかも?


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おきなわワールド(玉泉洞王国村)の植物園のバナナ。
品種、原産地不明。
高さは4〜5mあって周囲に風よけの設備が。


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左:根元。さすがにたくましい。
右:今帰仁城で購入。形は島バナナっぽいが少し小さい気がする。


そしていよいよ旅行へ。
今回は沖縄本島とその周囲2島、そして宮古島に。その中でのバナナに関する件をここで少々。

やはり気になるバナナ。移動の車中からもとにかく視界に入るバナナに目がいってしまう。
家の敷地内に植えられているものや、畑に植えられているもの、中には自生してる「野良バナナ」?と思わせるような空き地にぽつんと生えるものもある。
時期が遅かったか、実が付いたものは皆無だったので品種は判らなかったが多分「三尺」あたりが多いのかな。

それからいろんな店で吊るされている小振りなバナナを目にする。

島バナナか?

でも波照間で見た島バナナより少し小振りで細身な感じがする。丸みのある小太りなイメージがあるのだが。とにかく種類を聞いてみた。

初日にランチを食べた店では「普通のバナナ」。
牧志第一公設市場のある八百屋では「モンキーバナナ」。
今帰仁のある売店では「島バナナ」。
宮古島では「モンキーバナナ」=「島バナナ」。

・・・何だか解らなくなってきた。

どれも同じバナナに見えるのだが本当に違う種類なのか?
というより種類や名前なんてどうでも良い、というところだろうか。
ちなみに今帰仁では「これ島バナナですか?」と聞いて返ってきた返事なのでかなり怪しい(笑)。
牧志では「島バナナはもう時期が過ぎたので無い」と、店の人たちがおやつ代わりに喰っていると思われる「島バナナ」(非売品)をわざわざ見せてはくれたので、そこいら中に「島バナナ」がぶら下がっている訳が無い。そもそもほとんど市場に出回らない種のバナナと聞いている。やはり「モンキーバナナ」だろう。

それでも「あるところにはある!」と言い張る商魂逞しい今帰仁のオヤジから、「モンキーでも何でもまあいいか。」と買って喰ってみたがそれなりに甘味と酸味ともにあり、それなりに美味しい。

・・・でもやっぱり「島バナナ」とは思えないな。(笑)

でもこれで心配になったのは、我が家で育つバナナは本当に「島バナナ」なのか?ということ。
結実しないと判断は出来ないが他のバナナかも知れないという不安が。(苦笑)


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左:帰宅翌日の状況。「2号」の葉が開きかけていた。
右:出掛ける前と変わらないくらい水が入ったまま。やはり失敗。


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左:旅行中に伸びた葉が開いた。天井に届きそう。
右:「葉から芽」のいくつかの株に「花芽」らしき芽が。


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左:「石垣1号」は天井まであと数センチ。
右:先端は冬っぽいトゲトゲしい葉になってきた。


さて旅行を終え帰宅。「家バナナ」は無事か?
夜に帰宅したので状態が解りにくい。ペットボトルの水はそのまま残っている。やっぱり失敗。
でもたっぷり土を湿らせておいたのがよかったのか、バナナ自体は問題なさそうだったので一安心。

翌朝に再確認すると少し黄変気味の葉が数枚見られる。「2号」の新しい葉が伸びている。そして・・・。

目も覆いたくなるような凄まじい数のハダニが。

外はすっかり寒くなっているので出せない。半ばやけくそ気味に濡れ雑巾で葉を一枚一枚拭き取り大雑把に処理、すっかりカラカラに干上がっている鉢土に水をかけて一服。
まあ枯れなくてよかった。

ベランダに出しっ放しの「葉から芽」には「花芽」らしき芽が出ていた。
ほとんどの株で少し先端が「ひょろ」っと伸び、葉の付け根にそれらしき芽の姿。
夜間部屋からもれる照明光も徹底的にシャットアウトし、短日条件環境を整えていたのではあるが、温暖な気候のせいか去年より少し早い気もする。
もう少し様子を見て花芽であることがはっきり確認出来れば屋内に移すことも考えねば。
でもすでに室内の天井にこすれてもおかしくない大きさになっている。どうしよう!


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