2004年12月 これから正念場
どうやら暖冬傾向。
とはいえ夜間はそれなりに冷えるので昼との寒暖差がセイロンベンケイソウの葉を紅葉させる。
でもこのまま温暖化が進めばそのうち内地でもバナナが露地植えで育てられるようになるかも知れないな、と思うのは良くないことかな?
左:葉が少ないがかなり紅葉。
右:「石垣1号」頂上は天井に当たる間際で横向きに伸びる。
左:「石垣1号」の子株の一つ。
右:去年よりもしっかりした花苞のふくらみが次々と。
セイロンベンケイソウの花芽をしっかりと確認出来るようになった。花芽が確認出来たのは
「石垣1号」元株の三つ又の先端の2本と子株5本
「石垣2号」子株3本
「石垣3号」元株と子株3本
「石垣4号」元株
「波照間1号」元株
と、ほぼ一斉に分化。
ちなみに夜間に室内光が当たっていた波照間系予備株は一切分化していない。
暖冬傾向のせいか去年よりペースが早い気もする。
中には既に5ミリ超位にまで膨らんでいる花苞もあり、このままだと来月半ばから開花?という感じなのだが、恐らく1月からはさすがに寒くなるだろうしどうなるやら。
でも去年は花芽分化に失敗していたので一安心。今度こそこれで花が終わったら処分出来そうだ。
結構場所を取るし部屋にも入らないし、いまだミカンコナカイガラムシが付いてるし、子孫は1鉢残すくらいにリセットしようと考えている。ただ、屈強そうな茎は花が終わっても枯れそうにないのが気になるが。
暖かい環境下でよりきれいな花を、と室内への退避も検討したものの、「石垣1号」は鉢上224cm(鉢下より244cm)でやはり室内の天井高をオーバーしているわ、室内に取り込むとカイガラムシが一気に大増殖しかねないし、ここは断念。
約1週間に一度の潅水時に2000倍強に薄めた液肥をやることにして寒さに耐える力を!
左:「2号」足元に不安が。
右:下葉から枯れ始めるが。
左:「2号」停止。越冬から冬眠に。
右:仮茎はそれでも太さを増しているように思えるが。
「バナナ」はいよいよ成長停止。
昼間の室温は12月末で約17〜20度程度をキープしているが、昨年の加温簡易温室とは違い、窓際は夜間かなり冷え寒暖差がある。昨年のこの時期はまだ「2号」には動きがあったことを考えると、あの簡易温室もそれなりの効果があったようだ。
潅水は2〜4日に一度のペース、鉢土の乾き具合で変えている。「3号」の鉢土の乾きが少し遅いのが気がかり。
左:やはり窓側に寄っていく葉。
右:「3号」は早くに停止。これから正念場。
左:やはりハダニで痛んでしまう。
右:鉢を窓際から内側に寄せる。
「2号」「3号」ともハダニの影響と思われる葉の褐色のかすれ模様が目立ち始め、やがて急激に黄変を始める。これも去年より早い。
寒さが本格化する前からこれではさすがに心配になってきたので急遽方針変更を検討。
窓際に鉢を置いているのはもちろん太陽光に少しでも当てるためだが、先に書いた通り、その分夜間の冷え込みは避けられない。日照量か温度、どちらをとるか?
・・・なのだがもともと室内だと十分な日照量は見込めない。小さいとはいえ植物育成灯がぶら下がっていることもあるし、まずここは比較的改善させやすいであろう夜間の温度確保を選ぶことに。
鉢を部屋の中央寄りに移し、窓の内側に元々設置している障子を戻して夜間は閉め切ることで断熱効果を少しでも上げるようにした。
年末いよいよ寒くなり始め、大晦日には当地では珍しい昼間の積雪も。暖冬でもないか。
さてどこまで枯れてしまうのか?いよいよ正念場。