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2005年10月 またまた越冬へ

昨年は9月末の台風で室内に避難させ、そのままバナナは越冬に入っている。

今年はどうしようかと天気予報の予想気温をにらみながら検討。
どうやら前半はやや温暖に推移しそうなので中旬位に屋内移動を計画。

ゴーヤーの最後の実が「2号」バナナの仮茎を支えるビニールひもにぶら下がっていた。
これも去年より遅らせることに影響していたりもする。
ゴーヤーを収穫してからでないと「2号」バナナが移動しにくい。
やっぱりちゃんとツルの整理しとけば良かった。


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左:「3号」の葉も天井に当たるようになりはじめた。
右:「2号」の「胸まわり」もたくましくゴツくなってきた。


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左:大きさがわかりやすくなるかな?ということで
葉陰に管理人(約170cm)。
右:室内に収めるための苦肉の策。


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左:ちょっと切り過ぎたかな。ゴミ袋一杯に。
右:一応、先を切り詰めた葉を1〜2枚残している。


今年の越冬の難題を何とかせねばならない。
「2号」バナナはさすがに越冬3度目ともなるとデカくなり過ぎている。このままでは絶対に入らない。

出来ることは?

その1 「なんちゃって低茎化」(仮茎切断)
その2 「葉先を切り詰めて少しだけでも省スペース化」。

・・・どうせこのくらいしか思いつかない。

「その1」は最初の越冬で既に「2号」に施したことで経験済。なので安心感はある。
(参照:2003年10月)

バナナへの負荷は「その2」よりそれなりにあるだろうが、小さくなるので邪魔にならないし、室内越冬の方法としては実用的だと思う。
だが、この方法だと気掛かりになることが今の「2号」にはあった。

この種のバナナでは約「43枚」の葉を開いた後、「花芽」が出る。

そう、「2号」は恐らくその43枚にかなり近づいているはずなのだ。
正確に枚数を数えていないので「おおよそ」での枚数ではあるが、40枚に達しようとしている位ではないかと思う。
万が一、「花芽の元」が今仮茎内にあったりすると「仮茎をバッサリ」やってしまうことは「命取り」ということになりかねない。
まだまだ島バナナとしては小さいので花芽が付かないかもしれないが、小さいなりに小さな花芽が出るかも知れないと考えるとここは慎重になるべき。

ということで「その2」を選択ということに。

屋内移動の日、葉をひととおり調べると「ハダニ」がいない。
(あれだけ苦しめられたのに何所に行ったのか不思議?)
が、風で傷んでしまっているものや枯れ出しているものも多く、いっそのこと取り除いてしまった方が良さそうな葉ばっかりだったりする。
どうせ室内では太陽光がほとんど当たらないし。
なので「2号」は2枚、「3号」も1枚を残し、それ以外の葉を取り除いてしまった。(!)


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左:何とか入れてはみたものの。どちらもデカいっ!
右:相当根詰まりしてそうな感じ。


いざ室内へ。

「2号」の重量は相当なものになっているのでこの鉢だけで1時間以上の時間を要することに。
鉢を斜めに傾けないとサッシ窓を通らないのだがこの重い鉢を斜めにして通す作業は気を失いそうになった。

こうして何とか室内に立てた「2号」だが、残した葉の1枚が天井に詰まりどうにもならないので結局取り除くはめになってしまった。
(あ〜あ、あと1枚か。)

「3号」も少し苦しんだが室内へ無事に移動。どちらも成長はすでに止まっているのですぐに葉が伸びて困ることもなさそうだ。

などと思っていると「2号」の水の吸い上げが凄い。「3号」はまるでないのに、「2号」の葉を落とした切り口からポタポタと水が垂れ続けている。
仮茎が傾いていて鉢の外に落ちるので慌てて雑巾を敷いた。
新しい葉が伸びる気配もないのにこの勢いはなんだろうな。
この水の吸い上げが続く限り、潅水量はすぐに減らすわけにもいかないか。

数日後には朝の潅水時に「2号」の鉢土の一郭がモゴモゴ盛り上がるように動いているのを発見。
すぐに土中に何がいるのか見当がついたが、朝っぱらから見たくないもの。でも駆除しないと根が喰われてしまう。
割り箸で掘り出したのは4cm程の「コガネムシ」の幼虫。
もう居ないことを祈る。


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左:「2号」バナナを支えるひもにぶら下がる最後の実。
右:10月の収穫としてはこんなものか。


まだまだ雄花が咲き続けているゴーヤーも半分以上枯れている。しかも全体に薄らと白いカビのようなものが広がり出した。
「ウドンコ病」かと思ったが、よく見ないと分からない程もっと薄らとしている感じで触れると粘りがある。
正体はよく分からないが何かの病気であることは間違いなさそう。

撤収はバナナの移動の関係もあり早めにと思っていたが、先述の「最後の実」があって結局ギリギリまで粘った。

2年めのゴーヤーだったがつくづく鉢植え栽培の難しさを痛感させられた。
「ウリノメイガ」の害こそ無かったものの、なかなか納得出来るゴーヤーらしいゴーヤーが出来ない。
来年は何か別の方向からやってみるかな。

何だかいろいろ考え込むことの多かったゴーヤーの今シーズンはこうして終了。


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左:屋内退避を前に雑ではあるが「3本立て」に。
右:害中対策も施して室内へ。


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左:かなり不安な「備瀬」
右:葉を整理したキャロットパーメックス。


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左:こうして見るとやっぱり伸びてるか?
右:今年は越冬に専念、早めに室内へ。


バナナと同時に室内に取り込むことにした植物は。

「ペピーノ」
まずはブサイクながらも3本立てにまとめて、後は難題の「オンシツコナジラミ」の駆除。
取り込み直前に「粘着くん」溶液(濃いめ)を丁寧に葉の表裏、茎に完全散布、というか完全コーティング状態。
成虫だけでなく幼虫や卵が付いているはずなのでとにかく丁寧に。
室内に入れてからは10日程経ったが未だ再発生していない。それに少し元気になった気もする。
駆除の難しい「オンシツコナジラミ」だがこの「粘着くん」はなかなか融通が効いて良いかも。

「波照間2号」(セイロンベンケイソウ)
発芽から半年なので今年は素直に室内に入れて越冬させる。
但し出来る限り自然な明暗条件を保つため、窓際に置き夜間の室内照明光が届きにくい配慮はしている。

その他、屋外放置の植物は。

「キャロットパーメックス」(丸ニンジン)
とにかく情報が少ないのでこのまま放置。
普通にニンジンであれば一年生根菜のはずなので寒くなったら終了になる予感。
葉がやたらカビのような白い粉だらけになるので、一度葉を取り除いた。
それでもすぐに新しい葉が生えてくるのでまだしばらく大丈夫そうだが、花でも咲かないかな。

「備瀬」(紅イモ)
間もなく掘る予定だが、実のところかなり不安。やはりツルが元気過ぎる。イモが出来てないかも。
野國總管に「神頼み」(?)の毎日。不安の結末は来月へ。


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