2005年12月 いつもより寒い
いやぁ、寒い。
年々寒さを感じなくなっている12月のはずが、間違いなくいつもより寒い。
今からこれだけ気温が低いと、屋内に取り込んだバナナ等の越冬にも悪い影響がありそうで気になる。
実際に早くもセイロンベンケイソウは少し黄色っぽくなった葉が目立つようになっている。
まだまだ寒い季節はこれからなのに。
左:ちょっと遊んでみたりする。
これぞ「リアル」バナナハンガー。
右:容易に手に入るようになったエクアドル産「オリート」。
10cm程の果指。皮が薄くて傷みやすい。
「2号」バナナの鉢土の表面の不自然な変化に気がついたのは月初め。なにか掘り返されたような様子に嫌な予感がした。
また「コガネムシ」の幼虫?
けれども鉢土表面の半分くらいが変化していたこともあって「何(コガネムシ?)」が「どこ」に潜んでいるのか特定出来ない。
根詰まり気味な鉢土をむやみに掘り返すのも気が引けるしなぁ、とそのまま放置していたある日。
朝起きてふとバナナの鉢の下に目をやると・・・
白いシートの上を這っていたのはやはり「コガネムシの幼虫」。
窓際の鉢から室内側へ、つまりベランダ側から遠ざかるように這い出していた。
土の中でも寒いのか?
何で鉢から逃げ出したのかわからないが、10月に続き2匹目の駆除に成功。
さらにその後数日間で、同じように窓と反対方向に這い出した3匹目、4匹目を駆除。一体何匹いるんだ!
(根っこ大丈夫かな?)
で、すっかり変化の無くなったバナナ。
する事も無いので、たまたま近くのスーパーで買ってきた「オリート」(エクアドル産バナナ)をぶら下げてみた。
「バナナハンガー」にちょうど良かったりする!(笑)
でもこの「オリート」、皮が薄くて傷みやすい。シュガースポットが出る前にカドや端から黒ずんでくる。
ぶら下げて遊んでるうちにもどんどん黒ずんでいく。
翌日かなり黒くなったのを1本試しに食べてみるが、やや固さも残りまだ熟していない。
糖度が高いとされるエクアドル産のバナナの中でも特に甘いと言われているのに、それほどの甘さもない。ハズレかな。
一般にバナナは冷やすと完熟しなくなるものが多いそうで寒い気候のせいかもと考えたが、この「オリート」は冷蔵庫で冷やしてもOKらしい。
でもどうしてもシュガースポットが出る前に黒くなる。ぎりぎりまで待って食べると、そこそこ甘さはあるがやや水分が少なくて口の中でモサモサする。
何度かオリートは食しているが全てこんな感じ。
このバナナこんなものなのかなぁ?。
左:「島バナナ」。まるまるとしている。
右:昨年今帰仁で購入のバナナ。
形は類似しているがサイズが小さい。
沖縄土産に「島バナナの写真」をもらった。
(あくまでも土産は「島バナナ」ではなく、島バナナの「写真」である。嫌がらせとしか思えない。)
これを見て思い出したのが、一昨年今帰仁で買ったバナナのこと。モンキーバナナ(セニョリータ)にしては一見似てるんだが・・・。
でもやはりサイズは明らかにモンキーに近く、島バナナとしては小さいように思う。
最近フィリピン辺りから「島バナナ」と同系統種のバナナが輸入されて「島バナナ」として売られている、などという噂も聞く。そんなことも聞くと結局このバナナの正体が分からなくなってしまった。
もはや「島バナナ」も魚の「シシャモ」と同じような状況になりつつあるのかも知れない。
左:遂にハダニに敗北。春からに期待。
右:窓際に置いていることもあり少し黄変。
遂に「ペピーノ」は葉が全滅。
オンシツコナジラミの居場所が無くなるくらいの勢いのハダニの大繁殖で、結局茎の途中でバッサリ切り落とす事になってしまった。
剪定した切り口からまた新芽が出てくる程の再生力があるので春になったらまた新芽が出ることに期待。
「葉から芽」は少し黄変しているものの特に害虫等の問題はなさそうで順調。今年は花も無いので特筆すべきこともなし。
ちなみに実家には花芽が付いている株がある。この寒さの中で屋外に出しっ放しなので、ほとんどの葉が壊死してしまい開花までたどり着けるかわからない状態ではあるが。
左:葉の色が悪くなってきた「備瀬」の葛。
右:意外と寒くても新しい葉が伸びるキャロットパーメックス。
「備瀬」の葛。
室内でもさすがに窓際だと寒いのか葉が枯れる気配。
でも日光にも当てたいのでもう少し我慢。ちなみにこれも短日植物なので何かの間違いで花芽でも付かないかという思いもあったりする。まあ、それは無いだろうが。
「キャロットパーメックス」。
潅水すらまともに出来ていないがなかなかしぶとい。
たまに水をやると葉が立ち上がり、若葉を伸ばしている。
ただ、葉がすぐに枯れていくので耐寒性があるのかないのかよく分からない。