2011年11月 冬シーズン開始
温暖化なのだか不安定なだけなのか、例年の島バナナ収監の時期が遅くなる傾向が見えてきている。
1日の最低気温が10℃を下回ることを目安に室内へ移動していることは何度も書いてきているけれど、その日が当初の10月中下旬頃から近年は11月にずれ込むことが多くなってきているように思う。
ただし今年に関しては寒くなったり暖かくなったりの繰り返しで気温が高止まりしているわけでもない。
「ラニーニャ」になりきらない「ラニーニャもどき」という現象が関係していたのだろうか?
室内に収監する期間が短くなってるのならいいのだけれど春の仮出所も遅れてるような気がしている。
季節がズレてるのか?
11月に入ってからは早くにその目安となる気温が週間天気予報に出てきた。
ベランダの子バナナにもあっという間に葉の黄変が出た。
子バナナだけに出るのは小さいうちの耐寒性が劣るということなのかも。
今年は「4号」のまさかの「若返り」があって大きなサイズのバナナは「5号」のみなので移動は楽できそうだ。(笑)
収監日。
小さい株から順に移動する。
ところが楽になるだろうと思われてた「4号」(青色の鉢)の移動にまさかの苦戦。
上モノは大した重さでは無いようで・・・
推定で「4号」鉢の重量は40kg、年々これが堪えてくる。(苦笑)
最後に「5号」を移動。
いつもより少し葉の展開方向が広角になっていることもあってこれまた苦戦。
まあなんとか終了してひと安心・・・
ともいかなかった。
「5号」の偽茎根元近くにアザミウマの再発を確認。
さらにハダニもすべての株に確認。
コロマイト散布してから大して時間が経ったわけでもないのに・・・
まだまだ終わらないムシとの戦い。
収監から4日程経ってまず「5号」の偽茎にモスピランを塗布。
室内なので慎重に使用。
この後日結局「子バナナ」にもアザミウマが出てモスピランを使用することになる。
葉のハダニの方は去年に続いて軍手を使った葉身水拭き作戦で早めに対応。
葉っぱはハダニ、偽茎はアザミウマというパターンで2年目突入になってしまった。
さて室内でも「4号」の生長はしばらく続いて2枚の葉を展開。
「5号」も室内の温度のせいか新葉を伸ばし始めたけれど展開前に停止してしまった。
気が付けば「4号」も止まり室温も20℃を切っている。
この20℃が我が家の島バナナの生長と停止の分岐点らしいのは変わっていない。
いくら育て続けても耐寒性はそんなにつかないのだろうか。
ちょっとくらい辛抱強くなってくれんかな?
ツルなし「赤花絹莢」は心配通りの絶好調。
やはり思ってる以上の高い気温で伸びすぎている。
恐らく1ヶ月程度は遅らせても良かった模様。
何とか越冬させねばと急遽ビニール袋で簡易温室を設置することに。
通気口を上に開けただけのものでも十分な保温力のようで中が今度は蒸れ気味。
なんだか上の通気口を塞ごうとしてるヤツが。(笑)
絶好調に伸びる伏見甘長の枝がどんどん進出。
邪魔な上に日当たりも遮り始めてるし。
ちなみに伏見甘長は今月いよいよ収穫本数200本をオーバー。
年越しも見えてきた。
対照的にこの時期伸びすぎると越冬の心配があるのにどんどん伸びてるキヌサヤをこれ以上どうこう出来るわけもなく。
越冬できなくても仕方ないか・・・
今年のミニダイコンは不調。
8月の盆明けにタネ播きしてから3ヶ月たっても収穫に至らず。
このミニダイコン「ころ愛」はス入りが本当に遅いので長期栽培もある程度可能なのだけれど、さすがにここまで遅れるとは思ってなかった。
こんなに太りが悪いのは初めてかも。
それ程時間が残されていないはずのミニトマト「オレンジキャロル」はまだ伸びているがペースダウン。
ただし脇芽の発生は相変わらず。
しばらくの間養液調整を加水のみでごまかしてたのが災いして月末近くになって養液pHの上昇にようやく気が付いた。
伏見甘長が最高で7.8、オレンジキャロルで7.5まで上昇してた。
養液pHが上昇しすぎるとリンカリの吸収は悪くなる。
収穫までに時間がない中でこれは失敗した。
目安と言われる開花後40日を過ぎても色が変わらない果房。
かなり寒くなってきているのもあると思うけれど、ここまで来れば何とか収穫に漕ぎ着けたい。
毎朝イライラすることに。(笑)
月末になってセイロンベンケイソウ「トウキチ4号」に変化が。
12月に入ってからだと思い込んでた花芽分化が起こったらしい。
この時点ではハッキリと出蕾を確認できたわけではないが・・・
養液水耕に切り替えてからは初めての花となるか。