2011年12月 冬でも収穫
今月も寒さが続かない典型的な近年の12月。
枯れる程までは草勢の落ちないミニトマトに伏見甘長、秋植えの赤花絹莢は簡易温室内で急生長。
いつもと違う何やら賑やかな年末となってきた。
逆に室温が下がらず室内葉菜水耕が随分遅れてのスタートに。
何から何まで全てうまく行くことはやはり無い。
まずは今シーズンは開花させる予定のセイロンベンケイソウ「トウキチ4号」。
耐寒性は上がってきているようにも思うけれど初の養液水耕ということもあってなるべく健康な状態で開花させたい。
なので花芽分化が確認出来次第、速攻で室内へ収監したかった。
ところが花芽らしい脇芽を確認できてはいたものの、なかなか花芽が見えない。
寒波がやって来る予報もあって見切りをつけて収監へ。
収監は1日。
それから2週間程経ってようやく花芽の確認ができた。
やはり小さな鉢植えよりも水耕の方が良いのか花茎もかなりたくましい。
年末の時点ではこれまで無いほどの沢山の花芽をつけている。
今回の開花は楽しみだ。
予想では1月末頃からの開花スタートになるかな?
さて、ベランダで思わぬ粘りを見せているのがミニトマト「オレンジキャロル」。
初旬にようやく一部果房に色の変わるミニトマトが。
これで何とか収穫に辿りつけそうか・・・
寒くなってきてからはさすがに養液の減りも少なくなってきているが、EC値の低下とpHの上昇は相変わらずというところ。
それに4本の主枝のうち一部の生長点付近では茎が太くなる様子を確認。
上には伸びずじわじわ太っているわけで。
主枝を支えているクリップがパンパンになって固定しづらくなる位。
湛液水耕なのが影響してるのかとも思ってみたけれど、イマイチ考えがまとまらない。
そのうちにオレンジになったものから収穫を開始している。
一度に大漁とはいかないけれども、この時期にミニトマトが収穫できるだけでも十分な成果かなと。
ツルなし「赤花絹莢」はついに出蕾、開花へ。
まだ12月だというのに。(苦笑)
簡易温室の中は思ってる以上に温度が上がっていてかなり蒸している。
一体どうなることかと先のことを考える暇もなくとうとう・・・
キヌサヤなってるがな。
しかし1個だけ。(笑)
年末に結局収穫することに・・・
中旬頃からは室内葉菜水耕もじわじわスタート。
じわじわ・・・というのは育苗に失敗してしまったからで、発芽はするものの装置に抵触する程までにも育たずにかなりの苦戦になっている。
定植当初は「晩抽レッドファイヤー」3株に葉ダイコン4株だけという悲惨なスタートに。
まあまだまだシーズンは長い。
慌てず徐々に増やしていこうと思う。
室内に収監中の島バナナに主に使用することになるIB化成肥料が切れたので新たに購入。
ただし今まで使用のものが割高になってきたのでブランド変更してみた。
IBもバリエーションが増えていて選べるくらいになっているけれど、基本的に「10ー10−10−Mg1」のバランスはそのままのものを購入。
ただ肥効期間が以前の30日から60日になった。
あまり長いと忘れそうになるのが怖いけど。
ということで12月からこのIBをバナナに施肥。
すでに完全停止の島バナナ達だけれども、これまでのところは心配されるハダニやアザミウマの大発生はない。
全くいないわけでもなくもちろん安心できる状態ではないのでこまめに拭き取り駆除をしている。
ここまでは何とか小康状態を維持できているといってもいいかな。
しかし問題は年明け以降だと思うのでこれからが肝心だ。
それにしても年末近くになってもベランダからはいろいろ収穫が・・・
伏見甘長もさすがに結実が遅くなってきているものの沢山の実がついてるために収穫が続いている。
少し無理矢理ながらも年内400本収穫を達成、年明け以降も収穫は続く予定に。
ようやく砂プランターのミニ大根も収穫開始。
盆明けにタネ蒔きして以降の長期栽培がまだ継続している。
でも何よりは年越し確定のミニトマトが何処まで引っ張れるかが楽しみになっている。